本にすることのプロセス(その8)

断片記憶

鍋さんより見積書が来た。

「既存の業者の価格が高めでしたので、過去の知り合いに直接連絡を取り、何とかまとめてみました」。

昨今の物価上昇によれば、価格が上がるのはやむを得ないと思った。

私家版製作費は以下の項目からなる。

・本文組版

・表紙組版

・校正

・印刷・製本

オプション:カバージャケット

この項目で並製本が出来る。

上製本にするには別途装幀費用がかかることになるが、この見積は含まれていない。

さて、プロの校正の仕事がどのタイミングでどのくらいのことになるのかイメージが湧かないので、鍋さんに質問することにした。組版後となると、作品の方針がぐらつくことにより、大幅な手戻りが発生しそうだ。原稿の表記のバラツキをどこまで許容するかも気になっている。日付をどこまで統一するかですでに、納経帳の原稿を最初から書き直し始めたのである。この著者校正が負担になることは見えている。編集者が鍋さんなので、出版企画書の書き方を教えてもらい。そこから考えたい。

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