断片記憶

断片記憶

何故に新刊本なのか。

このブログを見ても2016年、2015年が多い。新刊本ばかりである。本屋に並べられた本を素直に買っているのである。本を選んでいないのだろう。吟味していないのだろう。そんな声が聴こえるような気がする。本当の本に出会えるのは図書館かもしれないと...
断片記憶

行動変容

「行動変容」がテーマであった。話を聴いて(行動が)変わらなければ意味がない。鎌田實氏の講演で聴いた言葉だ。「行動変容」は相手に影響を及ぼすことだという。「行動変容」を起こす言葉こそがコミュニケーションだと。鎌田實氏はいきなり自身の出生の話を...
断片記憶

貴布禰神社の奥宮

貴船神社のことを書くのを忘れた。1.貴布禰神社の由来森浩一先生によると貴布禰神社は上賀茂神社との関係で風土記の玉依姫の伝承が、黄船で賀茂川を遡った話として付会されて社伝となったと言う。奥宮が元の社殿であったため、船形石が奥宮にあった。それは...
断片記憶

東山三十六峰の南限

森浩一『京都の歴史を足元からさぐる[洛東の巻]』学生社、2007年さて、東山三十六峰とは、北は比叡山から南は稲荷山までの峰々を指す。新町の町家である紫織庵で欄間に東山三十六峰を描いたものを見たことがある。しかし、まだ数えることはしていない。...
断片記憶

奈良の遊び場の記憶

田中一光『田中一光自伝 われらデザインの時代』白水社、2004年自分の人生を語ることは幸せなことだ。1930年奈良市に生まれた田中一光の遊び場は興福寺の三重塔や北円堂で囲いはまだなかったという。このデザイナーは終戦の翌年京都の美術学校の図案...
断片記憶

駒場和男氏の遺稿

先月号で詳細は8月号とあったが、時間がなかったようだ。詰パラ2016年8月号の全詰連の頁で柳田明氏が「駒場和男氏ご逝去」を書いていた。その中で「実は未発表の中編100題でもう一冊出す希望があったようで、今回未整理の遺稿が発見された」と報告さ...
断片記憶

読書は小さな冒険

本は読まなくても感じることができる。読んだ後の本はどうするのか。買った本は保管するスペースがいる。図書館から借りた本は返す必要がある。電子書籍であれば、スペースを考える必要がないが、感じることができない。シェアリングエコノミー、買うより借り...
断片記憶

ココロの休業中

花火大会へ向けて片付けに集中するので、ココログをしばらく休むことにした。そう思うとココロも軽くなって、ココロも休むことがあるのだろうかと考えたりする。昨日は若者2人と本を片付けながら、いったい、いつまでこんなことをやっているのかと思って少し...
断片記憶

『猿之助比叡山に千日回峰行者を訪ねる』(2016)

市川猿之助、光永圓道『猿之助比叡山に千日回峰行者を訪ねる』春秋社、2016年四代目市川猿之助が2015年8月17日〜19日比叡山無動寺谷明王堂に光永圓道阿闍梨を訪ねて行われた対談である。夏休みに読もうと思っていたが、すでに関東は空梅雨で暑い...
断片記憶

駒場和男氏の訃報

駒場和男『ゆめまぼろし百番』毎日コミュニケーションズ、2006年月刊詰将棋パラダイス2016年7月号に駒場和男氏が6月に亡くなられた(82歳)とあり、詳細は8月号とのことだった。ガリ版刷りの大学将棋部の会報に駒場和男氏の作品が載っていたのを...