Goinkyodo

断片記憶

今日読む本(その4)

好奇心はコントロールできるのか?趣味と仕事の本を考察した。どうやら本はそれ以外にあるのだ。所謂人文系である。これはこの短い時間では答えがでないと思う。片付いたと言えるか分からないというのが正直なところだ。小説は段々と読まなくなった。歴史、哲...
ひととき

107「鬼もあきれる」千宗室

ひととき 2018年9月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「鬼もあきれる」というタイトルでした。以前ならニ八は鬼門といいました。2月と8月は観光客も京都盆地の寒さと暑さとに恐れをなしていました。 しかし、今は暑さに強く...
断片記憶

今日読む本(その3)

仕事の本は捨てられるか?趣味の本についての考察をしたので、仕事の本についての考察を加えようと思う。この場合、仕事とは過去・現在・未来にわたるものであることに留意したい。人生は学校を出たあとは仕事をして過ごすことになる。職を転々とすることなく...
古都を旅する

旧奈良監獄

週刊新潮の「とっておき私の奈良」ジャズピアニストの山下洋輔氏の1回目は「旧奈良監獄」でした。山下洋輔氏の祖父が設計に携わったそうです。その旧奈良監獄を保存するために山下洋輔氏は周到な運動を展開したそうです。そうでもしなければ残らない。プラス...
読書時間

『戦国大名と分国法』(2018)

清水克行『戦国大名と分国法』岩波新書、2018年ポスト戦国時代の「統治のあり方」に感動したのに、また、戦国時代へ戻っている。桜井英治氏と共著の『戦国法の読み方ー伊達稙宗と塵芥集の世界』(高志書院、2014年)は3日間の対談集だった。清水克行...
断片記憶

今日読む本(その2の2)

趣味のプロセスを考える趣味の部類の本の現状が分かったところで、これらの本が今日読む本になる確率が低い理由を想像してみよう。趣味だった本が読まれなくなった原因①熱中する時期が過ぎたこと②代替的なものがあること将棋を例にとると、将棋は指している...
断片記憶

天狗岳へ

南木佳士さんが天狗岳のことを日経に書いていた。北八ヶ岳の中でも天狗岳の双耳峰は目立つのだ。秋と冬がすっきりしていて好きだ。白駒池から往復すると結構時間もかかるが、苔のある樹林帯を満喫するには良いかもしれない。秋ににゅうから見た東天狗岳の眺め...
読書時間

『アングロサクソンと日本人』 (1987)

渡部昇一『アングロサクソンと日本人』新潮選書、1987年「新潮社の文化講演会」(昭和57年前期・1月ー6月の連続講演)のテープを書き起こしたものをもとに手を加えたものである。平易な文章であり、耳で聴いて分かる説明になっている。今なら地図など...
読書時間

『文明が衰亡するとき』(1981)

高坂正堯『文明が衰亡するとき』(新潮選書、1981年)高坂正堯(まさたか)は衰亡論について想いを寄せる理由を書いている。衰亡論はわれわれに運命を考えさせる。人間はだれでも未来への不安と期待の二つを持っている。それはわれわれが有限の存在だから...
断片記憶

今日読む本(その2)

趣味の本は捨てられるか?研究者でない以上、本は仕事か趣味の本である。学術論文集もあれば、シャンパンの泡の科学の本もある。履歴書に趣味を読書と書く人間なので、これといった趣味はないと本人は思っているが、周りからみれば趣味の人というのが、客観的...
断片記憶

今日読む本(その1)

何を読むか何を読むかという本をよく読んできたが、自分にあてはめて読む本を探すのは難しい。今日読みたい本を手にしている時は意外に少ないものである。以前なら例えば『海の男/ホーンブロワーシリーズ』の最新号を手にすれば、その夜は何もすることなけれ...
断片記憶

鳥取の海幸

地元のバイヤーから届く海の幸(笑)。鳥取を満喫する夏の贈り物! お心遣いに感謝して、残暑を乗り切るぞ!
読書時間

『Tigran Petrosian his life and games』(1974)

Vik. L. Vasiliev『Tigran Petrosian his life and games』1969年ロシア語版の英訳、R.H.M. Batsford 、1974年Tigran Petrosian(world champion...
読書時間

『細川忠利 ポスト戦国時代の国づくり』(2018)

稲葉継陽『細川忠利 ポスト戦国時代の国づくり』吉川弘文館、2018年日本近世社会における統治のあり方を史料に基づき丁寧に論じた書である。織田信長のもとで初陣した細川忠興の嫡男の細川忠利がポスト戦国時代に小倉藩から熊本藩で実践した統治の枠組を...
四都手帖

四都手帖2018年09月【編集中】

2018年9月の私的な愉しみと記憶長月の思ひではなんでしょう。秋めいた感じの古都を味わうのは夕方の風が涼しくなって、花街が賑わいへと変化する時間でしょうか。名残りと先取りを味わうとすれば鱧松をいただくに限ります。馴染みの割烹はそのためにある...