書籍目録

『土左日記』(1979)

2022年11月書籍往来霜月の夜更けに昔読んだ本を読む。本を開く度にパラフィン紙が剥がれ落ちていく。土左日記をAmazon で検索したら、手頃な本が出てこない。土佐日記で検索するとビギナー向けの本が出てくる。鈴木知太郎校注の『土左日記』は補...
古都を旅する

清水三年坂美術館

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」クリスティーズジャパン社長の山口桂氏の2回目は「清水三年坂美術館」でした。清水三年坂のコレクションもクリスティーズのオークションで購入したものがあるといいます。明治の工芸品は海外へ流出していたので...
読書時間

『ラテン語四週間』(1961)

村松正俊『ラテン語四週間』大学書林、1961年、1978年第24刷このシリーズを4週間でやった人はいるのだろうか。目次を見ると日付が書いてあり、それを見ると12月28日から2月10日まである。日により2日かけた箇所もあり、日付が飛んでいる箇...
読書時間

『はじめてのラテン語』(1997)

大西英文『はじめてのラテン語』講談社現代新書、1997年、2021年第30刷通勤時間に読める新書版のラテン語入門書はこれしかない。ひと月で1周してみた。全六章で6日で読む本の作りになっている。『ラテン語四週間』(大学書林、1961年)の1日...
読書時間

無用者の系譜

前田速夫『老年の読書』新潮選書、2022年2刷前田速夫氏の『老年の読書』を読んでいると、唐木順三の『無用者の系譜』(筑摩叢書、1964年)が出てきた。それでもって芭蕉の話になる。どうも、唐木順三が読みたくなる季節がきたようだ。「無用者の系譜...
読書時間

年寄の冷水

前田速夫『老年の読書』新潮選書、2022年2刷前田速夫氏の『老年の読書』でテオプラストス『人さまざま』(森進一訳、岩波文庫、1982年)から「年寄の冷水」を抜書きしてみた。「年寄の冷水とは、年甲斐もなく、教養ごとに憂き身をやつすことであると...
断片記憶

snotgreenってなんだ

KindleでThe Complete Woks of Jacques Lacanのサンプルを読もうと思ったら、あれれ、なぜかUlyssesが出てくるだけ?そこで、snotgreenを検索したら、県立広島大学の高橋渡氏のサイトのページが出て...
書籍目録

2022年11月購入図書(その2)

霜月の購入図書として2回目である。(購入後記)甘夏書店で購入した。日本統治時代の台湾の書店から百年間の書店を概観する。歴史家の厳密な分析ではない。そのため断定的な結論はないし、そもそもそういう目的で書いた本ではないという。【歴史】台湾獨立書...
古都を旅する

龍安寺

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」クリスティーズジャパン社長の山口桂氏の1回目は「龍安寺」でした。明治の廃仏毀釈で散逸した『群仙図・琴棋書画図』6面と『芭蕉図』9面の里帰りを手掛けたのは山口桂氏だといいます。プラス1は敷地神社でし...
四都手帖

四都手帖2022年12月【編集中】

2022年12月の私的な愉しみと記憶12月は師走である。そして、年の暮れである。#モーダナンマイトー【古都】雨月陶齋個展 法然院 2022年11月28日(月)〜12月4日(日)茶の湯 京都国立博物館 2022年10月8日(土)〜12月4日(...
東都手帖

東都手帖2022年12月【編集中】

2022年12月東都散歩のための私的な愉しみと記憶12月は師走である。もう、今年の終わりである。歳をとると一年が速いと感じる。特別展 「国宝 東京国立博物館のすべて」東京国立博物館 2022年10月18日(火)〜12月11日(日)ヴァロット...
読書時間

『ひとり』(2012)

加島祥造『ひとり』淡交社、2012年2版朝の茶を読みながら、独りで茶を点てる加島祥造氏を想像した。うまい茶を飲むのは大変なことだ。自然体でないと美味しくないという。バリから帰ってきたり、京都へ講演に行ったり何かと忙しい加島祥造氏の話を読んで...
断片記憶

読んだら買っていいにするか

積読本が始末に困るのは読む順序という最大の問題を先送りにする点である。人生の有限性を意識する高齢者となると、読書は娯楽の一つでしかない。気分が乗らなければ、他のことをするし、そのうち読むだろうと放っておくと、移り気な私はまた本屋で気になった...
読書時間

『本を読んだら自分を読め』(2013)

小飼弾『本を読んだら自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする"読自"の技術』朝日新聞出版、2013年「でも僕自身、捨てられない本は年々増える一方なので、あとはスペースを増やすしかない。本当は本棚を増やす方向でいきたいのですが、都...
書籍目録

2022年11月購入図書

霜月は寒い日で始まったが、すぐに暖かくなったりと、寒暖差が激しい。(購入後記)弁護士の中山達樹氏の話は面白いので、本も薄い(143頁)ので手に取った。ダイムラー・ベンツのインテグリティ・ダイアログはすごい。川本三郎氏の帯の「読まずに死ねない...