読書時間

『坪内逍遥訳 新修シェークスピア全集』アンビヴァレンスの饗宴

『坪内逍遥訳 新修シェークスピア全集』アンビヴァレンスの饗宴谷沢永一、渡部昇一、山崎正和、林健太郎、高坂正堯、山本七平『古典の愉しみ』PHP研究所、1983年山崎正和氏の体験『古典の愉しみ』の中から山崎正和氏を通勤時間に読む。山崎正和氏は「...
読書時間

『瑞籬の香木』(1976)(その2)

池田瓢阿『瑞籬の香木』求龍堂、1976年日本陶磁協会の「陶説」に「瑞籬の香木」が載って、夏頃に見知らぬ女性より手紙が池田瓢阿の元に届いた。以前に勅銘の香木を手に入れたが、何故名香なのかと不審に思っていたことが池田瓢阿の随筆を拝見して得心した...
読書時間

『瑞籬の香木』(1976)

池田瓢阿『瑞籬の香木』求龍堂、1976年竹芸の二世池田瓢阿(ひょうあ)が「几楽亭雑記」と題して日本陶磁協会の「陶説」に連載したもの。本の題名にとられた「瑞籬の香木」という篇は近衛豫楽院(近衞家熙)の言行を山科道安が記した『槐記』を長年愛読し...
散歩時間

『鏨の華』を観る

特別展 鏨の華 ー光村コレクションの刀装具ー 根津美術館 2017年11月3日(金)〜12月17日(日)久々に根津美術館へ行ってきた。天気が良いと足取りも軽くなる。光村利藻の刀装具コレクションを根津嘉一郎が買い取ったことで散逸しなかった。光...
四都手帖

四都手帖2017年12月【編集中】

2017年12月の私的な愉しみと記憶今年は暦の関係で暮れの古都の日程が今ひとつだ。まねきの上がらない南座が象徴しているのか。観光客の減るこの時期に古都を歩くことで新たな年へ向けて気持ちを整えたい。【古都】吉例顔見世興行 ロームシアター京都 ...
東都手帖

東都手帖2017年12月【編集中】

2017年12月東都散歩のための私的な愉しみと記憶師走である。年の瀬だと思うと今年逝った人々が思い出された。国立新美術館開館10周年 「安藤忠雄展ー挑戦ー」国立新美術館 2017年9月27日(水)〜12月18日(月)「表現への充実 カンディ...
古都を旅する

メリーゴーランド 京都

週刊新潮の「とっておき私の京都」直木賞作家の中島京子氏の3回目は子どもの本専門店「メリーゴーランド京都」でした。四条河原町にあるレトロな寿ビルディングの5階にあります。プラス1は「カフェ アンデパンダン」でした。1928ビルのBF1にありま...
断片記憶

季節のお届けもの

木枯らし1号はすでに吹いた。秋は足早に去って、冬を告げるニュースが流れている。カボチャ祭が終わりクリスマス商戦が始まった。そんななか、季節のお届けものは、柿と鬼檸檬だった。去年より鬼檸檬は早かった。2本のうち1本が枯れたという。木に負担をか...
読書時間

『古寺巡礼』日本の宿命を凝視する眼

谷沢永一、渡部昇一、山崎正和、林健太郎、高坂正堯、山本七平『古典の愉しみ』PHP研究所、1983年私は高坂正堯の「『古寺巡礼』日本の宿命を凝視する眼」を読んで和辻哲郎の読み方を教わった気がした。しかし、「今、思い出してみても、浄瑠璃寺への道...
読書時間

『古典の愉しみ』(1983)

谷沢永一、渡部昇一、山崎正和、林健太郎、高坂正堯、山本七平『古典の愉しみ』PHP研究所、1983年『古典の愉しみ』は丸山有彦氏がデカルトの書簡集から谷沢永一が発想法を学んだと書いていたのが記憶に残り、いつか読んでみたいと思っていたが、何しろ...