断片記憶

「山口椿 ざわざわの宴」

論語塾の後、子安宣邦先生を囲んで食事をしながらダラダラと話をしてお開きになってから、炙りものにする燻製を探したが、いいのがないのでアーモンドを買って向島へ向った。昨夜に引き続き山口椿氏を囲んで飲む会の第二弾「山口椿 ざわざわの宴」が仕立直や...
断片記憶

「倒錯的正論? avec 山口椿」

夕方、ぜんやさんで山芋のとろろと大根をうどんの出しで炊いたものをあてに山形の酒を飲んでから、Le Petit Parisienのイベント「倒錯的正論? avec 山口椿」に行った。オーナーの石川順一氏が京都在住の山口椿氏をお招きして共に語る...
読書時間

『夢の華』(1998)

山田修司『夢の華』毎日コミュニケーションズ、1998年第2刷山田修司詰将棋作品集である。第100番のタイトルを「夢の華」としている。故二上達也九段が「序にかえて」を書いていて、「暗示的」と評していた。第100番はタイトルだけの未完の譜だった...
古都を旅する

六波羅蜜寺

週刊新潮の「とっておき私の京都」作家の梓澤 要氏の1回目は「六波羅蜜寺」でした。六波羅蜜寺は何度も行ったのですが、このところご無沙汰しているかもしれません。暮れの空也踊躍念仏がこれからのおススメの行事です。隠れ念仏踊りをみて、皆でモーダナン...
読書時間

『見仏記』(1993)

いとうせいこう、みうらじゅん『見仏記』中央公論社、1993年、1994年第5刷私は勘違いしていた。二人の名前があるのでテッキリ二人で分担して書いているものだと思っていた。確かに分担していたけれど、文章はいとうせいこう氏が、絵はみうらじゅん氏...
読書時間

『驢鞍橋』(1948)

鈴木正三著、鈴木大拙校訂『驢鞍橋』岩波文庫、1948年、1977年第2刷『驢鞍橋(ろあんきょう)』は山本七平の『勤勉の哲学』で知った曹洞宗の禅僧鈴木正三(1579-1655)の言行録だ。凡例によると、萬治三年(1660)に刊行され、寛文九年...
書籍目録

2017年11月書籍往来

2017年11月書籍往来本を思いつきで買うより、事務所にある埃を被った本のカバーを剥がして読むことが増えてきた。よって購入図書では過去に買った本を載せられないので(2014年9月よりカテゴリー「書籍目録」を始めた都合上)、タイトルを「書籍往...
読書時間

『出羽三山 山岳信仰の歴史を歩く』(2017)

岩鼻道明『出羽三山 山岳信仰の歴史を歩く』岩波新書、2017年1.知らなかった出羽三山出羽三山は知っているようで知らない。まだ、訪れたことがないこともある。松尾芭蕉の『奥の細道』と森敦の『月山』くらいしか読んだことがなく、あとは山岳宗教関係...
読書時間

『近代史における国家理性の理念』国家を見極める思想

『近代史における国家理性の理念』国家を見極める思想谷沢永一、渡部昇一、山崎正和、林健太郎、高坂正堯、山本七平『古典の愉しみ』PHP研究所、1983年林健太郎とは誰か『古典の愉しみ』の林健太郎の「『近代史における国家理性の理念』国家を見極める...
古都を旅する

石村亭

週刊新潮の「とっておき私の京都」直木賞作家の中島京子氏の4回目は「石村亭」でした。谷崎潤一郎がかつて住んだ下鴨の石村亭(せきそんてい)は日新電機の迎賓館となっています。中島京子氏は谷崎文学に私淑しているだけにお庭を楽しんでいる写真になりまし...