読書時間

『新説 家康と三方原合戦』(2022)

平山優『新説 家康と三方原合戦 生涯唯一の大敗を読み解く』NHK出版新書、2022年 信玄と家康が三方原でぶつかるまでを最新の研究を踏まえてスピーディーに描く。何を書き、何を書かないかを選択する眼が歴史家の資質なのであろう。 信玄は北の二俣...
古都を旅する

有斐斎弘道館

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」クリスティーズジャパン社長の山口桂氏の3回目は「有斐斎弘道館」でした。皆川枳園が主催した学問所の跡地です。 プラス1は阿弥陀寺でした。寺町通今出川を上ル所にある浄土宗寺院で6月2日の信長忌で訪れた...
断片記憶

記録のちから

1週間でしかないが、学習記録をつけてみて感じたことをメモしておく。 予定を1週間分書いておいて、毎日の学習で、予定したことが、できたか、時間配分はよかったかなどコメントを書いてみた。二周目以降に役にたつと思うが、計画自体が正しく立てられない...
書籍目録

2022年11月購入図書(その4)

霜月にしては良い天気だった。そのせいか読み終わってないのに本を買ってきたりして、読む順を考えている始末だ。 (購入後記) 思考法の本には弱い。しかし、今まで気がつかなかったのはなぜなのだろう。アンテナが鈍っていたのかなあ。 タイトルが気に入...
書籍目録

2022年11月購入図書(その3)

霜月ももう下旬になった。天気も少し不順になった。本を買うより、語学の時間を優先しているので、毎日が追われているような気がする。 (購入後記) 平山優氏の本が出ることがTwitterを見てなかったので気がつかなかった。平山優氏は書籍が出たら買...
ひととき

158「大原周遊」千宗室

2022年12月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「大原周遊」というタイトルでした。家元が半日の空きを利用して三千院へ行く話でした。大原の里の落葉を見に半月後に訪れたくなったといいます。 秋の紅葉は樹木が葉からタンパク...
読書時間

「義務論の淵源を尋ねて(上)」(2017)を読む

廣川洋一「義務論の淵源を尋ねて(上)」『思想』岩波書店、2017年9月号 片付けものをしていて、『思想』が出てきた。表紙を見たら、廣川洋一氏の名前に目が止まった。廣川洋一氏は2019年に亡くなられたので、公刊された最後の論考となるようだ。 ...
書籍目録

『土左日記』(1979)

2022年11月書籍往来 霜月の夜更けに昔読んだ本を読む。本を開く度にパラフィン紙が剥がれ落ちていく。 土左日記をAmazon で検索したら、手頃な本が出てこない。土佐日記で検索するとビギナー向けの本が出てくる。鈴木知太郎校注の『土左日記』...
古都を旅する

清水三年坂美術館

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」クリスティーズジャパン社長の山口桂氏の2回目は「清水三年坂美術館」でした。清水三年坂のコレクションもクリスティーズのオークションで購入したものがあるといいます。明治の工芸品は海外へ流出していたので...
読書時間

『ラテン語四週間』(1961)

村松正俊『ラテン語四週間』大学書林、1961年、1978年第24刷 このシリーズを4週間でやった人はいるのだろうか。目次を見ると日付が書いてあり、それを見ると12月28日から2月10日まである。日により2日かけた箇所もあり、日付が飛んでいる...