書籍目録

2023年05月購入図書(その8)

帰りに酒を飲むのは首都圏の通勤者に残された少ない「遊び」の選択肢だったという記事を読むと、在宅ワークできる今の生活の方がいいに決まっている。ただ、通勤時間を勉強に充てているので、家に居たら、その間、何をするでもなく消費してしまうだろうと思う...
読書時間

『海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史』(2023)

重松伸司『海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史』集英社新書、2023年アルメニア共和国が1991年に旧ソ連邦から独立した。コーカサス高地にありながらも交易の民として歴史に登場したアルメニア人について私は知るところが少ない。フランチェスカ...
書籍目録

2023年05月購入図書(その7)

五月も日々の経つのが速い。(購入後記)離散交易というディアスポラを思い出した。フランチェスカ・トリヴェッラート、玉木俊明訳『世界を作った貿易商人 地中海経済と交易ディアスポラ』(ちくま学芸文庫、2022年)である。ホロコートがユダヤ人に対す...
断片記憶

読み飛ばさないということ

1.基礎を固めるということ油井宏子氏の『古文書はじめの一歩』(柏書房、2008年)では、読めた字をマイ字典に書くことを勧めていた。読めない字ではなく読めた字を字典で引くことで得るものがあると言う。くずし字はひとつ読めても似たような字が山ほど...
ひととき

164「紫陽花の佇まい」千宗室

2023年6月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「紫陽花の佇まい」というタイトルでした。射干(しゃが)の話から始まったのは初夏は短いことの例えでした。家元からすると、初夏が短いことを認めたくないようです。紫陽花=梅雨が...
読書時間

『ダンテ『神曲』講義 上』(2023)

平川祐弘『ダンテ『神曲』講義 上』河出文庫、2023年「本書は日本の教養ある読書人のためのダンテ『神曲』講義録である」(p.15)。『ダンテ『神曲』講義』河出書房新社、2010年を文庫本にするに当たり二分冊にした。上巻は12回の講義が収録さ...
古都を旅する

マリアの心臓

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」元宝塚歌劇団娘役の早花まこ氏の2回目は「マリアの心臓」でした。マリアの心臓は人形博物館だそうです。平成27年に東京から大原へ移転されたということで、知りませんでした。プラス1は三千院です。5月30...
書籍目録

2023年05月購入図書(その6)

五月も雨がよく降るようになって、梅雨も近いのかもしれん。(購入後記)語学の本を買いにいったが、なかったので、買って戻る。蕎麦を食べて頭が働かなくなっていたのであるが、下巻を買わなかったのは積読の危険があると感じたからなのだろう。上巻は519...
書籍目録

2023年05月古書購入(その2)

五月もだいぶ進んで後半戦になる。興味は数時間と続かないので、本は積読となる傾向が多い。(購入後記)丸山有彦氏のmyコンテンツ工房を見ていたら、宮家邦彦氏の本が紹介されていたので、Amazonでポチした。しかし、届いた時には何で注文したか忘れ...
書籍目録

2023年05月書籍往来

5月はまだしも、夏になると、事務所で作業するのが辛くなる。風冷では長い時間いられない。冬は寒いし、夏は暑い。書斎では本を選らぶくらいしかできないので、父の蔵書を片付けるのはいつになるやら。【思想】田邊元『哲学入門 哲学の根本問題』筑摩叢書、...