帰りに酒を飲むのは首都圏の通勤者に残された少ない「遊び」の選択肢だったという記事を読むと、在宅ワークできる今の生活の方がいいに決まっている。ただ、通勤時間を勉強に充てているので、家に居たら、その間、何をするでもなく消費してしまうだろうと思う。かといって馴染みの喫茶店では、マスターが話しかけてくるので、落ち落ち読書もしていられない。
(購入後記)
平川祐弘氏の『ダンテ『神曲』講義 上』を読んでいて、久しぶりに『神曲』を読みたくなった。平川祐弘氏のコメントでも地獄篇だけでいいような気がしたので、まとめ買いはしなかった。上だけで終わるかもしれないし。
古文書を読むにあたり、そもそも古文で習っていない用字・用語を何となく読んでいたので、この際、きちんと理解をしたおきたいと思い、古田島洋介著『日本近代史を学ぶための文語文入門』(吉川弘文館、2013年)を買おうと思って丸善へ行ったら、斬新なタイトルが目に入ったので買ってしまった。今年出たばかりで、「候文(そうろうぶん)」入門とあってピッタリ感が強い。パラっとめくって、苅米一志著、日本史史料研究会監修『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』(吉川弘文館、2015年)の作りとほぼ一緒なので、使いやすいと思った。
【歴史】
佐藤孝之監修、佐藤孝之・宮原一郎・天野清文『近世史を学ぶための古文書「候文」入門』吉川弘文館、2023年
【文学】
ダンテ、平川祐弘訳『神曲 地獄篇』河出文庫、2008年、2022年23刷
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