2017年12月購入古書
研究所の本箱を開けたら色々と読み返したい本が出てきた。今月は平井の大学院の本棚に再訪しただけにここに置く本はもう少し絞ってもいいと思っている。
(購入後記)
書肆スーベニアの食物の本のコーナーにあったのを手に取る。子母澤寛の得意の聞き書である。中公文庫になっている。
大岡信の「死ぬのはいつも他人」はマルセル・デュシャンの墓碑銘からとったものだ。大岡信だから文学とカテゴライズしょうと思ったが、死についての考察を
主に文学者達が書いたり語ったりしたことに基づいて行ったので、エッセイにすることにした。文学を語るのではなく、文学者達の生き様を語っている。この辺りの判別は微妙なところではある。
(2017/12/16)
スマトラカレーの共栄堂で今年最後のカレーを食べて、三省堂書店の古書コーナーを覗く。中村直勝著作集があったので、買い求めた。
(2017/12/19)
本を売った代金で普段は読まない類の本を買って、人生を考える週末となった。自分の死と向き合えるのか。
D’ailleurs c’est toujours les autres qui meurent
Marcel Duchamp 1887-1968
(2017/12/23)
【思想】
ショーペンハウエル、石井立訳『自殺について』角川文庫、1955年、1984年第38刷
【歴史】
中村直勝『中村直勝著作集2 社会文化史』淡交社、1978年
【エッセイ】
大岡信『永訣かくのごとくに候 叢書死の文化11』弘文堂、1990年
子母澤寛『味覺極楽』龍星閣、1957年
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