2017年12月購入図書

書籍目録

2017年12月購入図書

師走はなぜか慌しく経っていく。仕事納めの日は大掃除が終わった夕方に会議があり、調書を書いて遅くなって帰ってきた。徒然草を読みながら、年の瀬へ向かい今年を振り返り、送り出す。

(購入後記)

八条口の本屋で買って、車で三条広道へ向かう。これも年中行事といえばそうかも知れない。140Bは東京ではあまり本屋で見かけないので京都に来た折に買い求めることになる。京阪神エルマガジンのような飲み食いのガイドではなく、街の飲み屋との付き合い方にこの本の本質がある。過去を懐かしむ本ではない。

(2017/12/02)

日本の歴史は皇室の歴史を抜きに語れない。しかし、秘められた祭祀の部分は語られてこなかった。先月は斎王の話を読み、今月は大嘗祭を読むことになる。日本の文化を考える上で大嘗祭は重要だが、口伝により秘められたものだった。再来年天皇陛下が退位なさり、皇太子殿下が皇位を承継し大嘗祭を挙行することになる。

(2017/12/04)

昭和思想史研究会で津田左右吉を読んでいるけど、なかなか津田左右吉の真意がつかめない。明治維新をどう見るかにいつて、津田左右吉全集からアンソロジーが作られていたのを池袋のジュンク堂で見つけた。

(2017/12/09)

儒教というのは日本のコンテクストで言われる言葉だ。儒学でないと朝鮮では伝わらない。中国に地続きために受けた宗教上の影響は計り知れないと思われる。しかし、具体的な思想史については知らないで来た。「鬼神論」で気になっていたが、朝鮮では鬼神はどう扱われたのか。人名索引しかないし、事項索引が欲しいものだ。朝鮮の霊性について考えるヒントになればよい。

(2017/12/13)

浅草の歳の市で宝船を買い、松屋の上の本屋で買って、羽子板市のところを読む。

(2017/12/17)

今年最後の論語塾で出来立ての本を買って、先生の出版記念を祝って忘年会となった。

(2017/12/22)

【思想】

小倉紀蔵『朝鮮思想全史』ちくま新書、2017年

子安宣邦『仁斎論語 下 『論語古義』現代語訳と評釈』ぺりかん社、2017年

津田左右吉『維新の思想史』書肆心水、2013年

【歴史】

工藤隆『大嘗祭ー天皇制と日本文化の源流』中公新書、2017年

【知】

江弘毅『いっとかなあかん神戸』140B、2017年

安原眞琴、画・鈴木透『東京おいしい老舗散歩』東海教育研究所、2017年

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