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『日英語表現辞典』(2004)

最所フミ編著『日英語表現辞典』ちくま学芸文庫、2004年(編集済)英語を読むことが、日本語を深く知ることでもあると考えている私にとって、本書は寝室のレファレンス本に入る数少ない本である。本書は英和の部と和英の部からなる辞典である。解説を入れ...
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『伊那谷の老子』(2004)

加島祥造『伊那谷の老子』朝日文庫、2004年どこで読んだか忘れたが、加島祥造が伊那谷に小屋を建てて住んで書いたエッセイを読んだ。もう山には行けなくなった身体だったので、老子の線から加島祥造の本を手にしたのだろうか。今となっては接点が見えない...
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『陰翳礼讃』(1975)

谷崎潤一郎『陰翳礼讃』中公文庫、1975年、2004年改版第10刷(編集済)書誌情報谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」は『経済往来』昭和8年12月号・9年1月号に掲載された。この文庫本で59頁(全体207頁)を占める。他のエッセイを読むどころか、「陰...
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『源氏物語論』(1966)

清水好子『源氏物語論』塙選書50〔オンデマンド版〕、1966年、2006年第6刷清水好子の本は推理小説を読むような気がする。第1章「いづれの御時にか」では、桐壺の巻の最初の出だしの表現の新規性について、当時の日記等で年次記載の意識と方法が考...
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『孤客(ミザントロオプ)』(1950)

モリエール、辰野隆訳『孤客(ミザントロオプ)もしくは、怒りっぽい恋人』岩波文庫、1950年、1980年第25刷書誌情報第22刷改版に際し、かなづかい等の表記を現代表記に改めている。LE MISANTHROPE OU L'ATRABILAIR...
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『英語類義語活用辞典』(2003)

最所フミ編著『英語類義語活用辞典』ちくま学芸文庫、2003年箱を開けて読むシリーズが続いているのは本の発行年を注意深く見ていれば気がつくというものだ。年末に会社に置いてあった本を処分した時、年末は大掃除で本が大量にでるので、正月は値引販売す...
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『本は読めないものだから心配するな』(2011)

管啓次郎『本は読めないものだから心配するな』左右社、2011年〔新装版〕前に読んだときは、猿子眠の話に興味を持って書いた。2014-08-28「旅する読書」本書のテーマは「本は読めないものだから心配するな。あらゆる読書論の真実は、これにつき...
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『術語集Ⅱ』(1997)

中村雄二郎『術語集Ⅱ』岩波新書、1997年、2007年第14刷人名索引と事項索引(前著は辞項索引)を見比べて思うのは、五月革命、地下鉄サリン事件、阪神淡路大震災、湾岸戦争などのカレントな事件などのインパクトが語られていることだ。ヴァーチャル...
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『和辻倫理学を読む』(2010)

子安宣邦『和辻倫理学を読む もう一つの「近代の超克」』青土社、2010年子安宣邦先生が昭和思想史研究会で大岡昇平の『レイテ戦記』を取り上げて終わる予定だったが、断念し、和辻哲郎の『日本倫理思想史 上下』(岩波書店、1952年)を読むことにな...
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『術語集』(1984)

中村雄二郎『術語集 ーー気になることばーー』岩波新書、1984年第3刷旧公認会計士第二次試験に受かり、就職して1年が経った時に、この本を購入している。1979年に大学を出てから、本を買わなくなったが、また買うようになったのだろうか。帯の「現...