ジョン・ブルックス、須賀綾子訳『人と企業はどこで間違えるのか 成功と失敗の本質を探る10の物語』ダイヤモンド社、2014年
「本書は1959年から69年にかけて執筆されたエッセイのアンソロジーである。2014年の夏になってビル・ゲイツが「最高のビジネス書」として紹介し、しかもウォーレン・バフェット氏から20年以上前に借りて、それ以来何度も読み返している本であるというエピソードがついたことで大きな注目を集めた作品だ」(P360 訳者あとがき)。
折にふれ読み返している。起業の本を読んでみて、ここに書いてあることも新しい事業を起こすことであり、その点で変わりはない。経営資源の差はあるにしても、成功もあれば失敗もある。
12の物語を翻訳するに当たって、アメリカ連邦税制、金本位制をテーマとした2章は割愛したというのを読むと、この本の時代性を感じざるを得ない。
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