読書時間

読書時間

『前方後円墳の時代』(2020)その3

近藤義郎『前方後円墳の時代』岩波文庫、2020年第3章 手工業生産の展開縄文社会の分業と交換の話になる。「分業の成立・発達を考古学的に追求する手がかりは、その多くが分業の結果として生まれる交換の事実であろう。しかしそうはいっても、交換の事実...
読書時間

『誰も読まなかったコペルニクス』(2005)

オーウェン・ギンガリッチ、柴田裕之訳『誰も読まなかったコペルニクス』早川書房、2005年天文学の話題は、子午線の長さを計測する話があった。途中まで読んだが、また続きを何処かで読もう。2020-06-05『万物の尺度を求めて』(2006)20...
読書時間

『理想のリスニング』(2020)

阿部公彦『理想のリスニング 「人間的モヤモヤ」を聞きとる英語の世界』東京大学出版会、2020年何で語学の本を買うのでしょうか。受験するわけでもないのに。洋書を読んでいてモヤモヤ感があるので、誤訳の定番にハマっていないか調べるためです。それは...
読書時間

『意味の深みへ 東洋哲学の水位』(2019)その2

井筒俊彦『意味の深みへ 東洋哲学の水位』岩波文庫、2019年第2刷第2論文「文化と言語アラヤ識ーー異文化間対話の可能性をめぐってーー」「文化とは、そもそもどのようなものであるのか。(省略)世のなかには、特に人間的経験の事象の場合、それを学問...
読書時間

『徒然草をよみなおす』(2020)

小川剛生『徒然草をよみなおす』ちくまプリマー新書、2020年秋の夜は『徒然草』を読むに相応しい時です。尤も小川剛生氏は兼好を単なる遁世者の随筆とは見ていません。まず、第一一段の「栗栖野(くるすの)」における兼好の意図は何かと問います。兼好は...
読書時間

『意味の深みへ 東洋哲学の水位』(2019年)

井筒俊彦『意味の深みへ 東洋哲学の水位』岩波文庫、2019年第2刷コロナのせいで2月に買ってからすっかり忘れてしまっていた。問題意識も忘れたので、取り敢えず、課題である第7論文「意味分節理論と空海ーー真言密教の言語哲学的可能性を探るーー」を...
読書時間

『『パサージュ論』熟読玩味』(1996)

鹿島茂『『パサージュ論』熟読玩味』青土社、1996年第2刷読書する時間が少なくなったと感じるこの頃、鹿島茂氏の『『パサージュ論』熟読玩味』(青土社、1996年)を読む意味についてまず書いておかねばなるまい。鹿島茂氏が「まえがき」で『パサージ...
読書時間

『明智光秀と近江・丹波』(2019)

福島克彦『明智光秀と近江・丹波 分国支配から「本能寺の変」へ』淡海文庫63、サンライズ出版、2019年第2刷「近江」という字と「淡海」の字で「シガモノ」と認め「ここ滋賀」で購入した。寝る前に読む本だ。第一章 美濃・越前・京第二章 光秀の近江...
読書時間

『藤原行成』(1994年)

黒板伸夫『藤原行成』吉川弘文館、1994年、2011年第2刷いつだったか、倉本一宏『藤原行成「権記」全現代語訳(上) 』(講談社学術文庫、2011年)を読んでいたら、藤原行成を知るには黒板伸夫『藤原行成』(吉川弘文館、1994年)を読むとよ...
読書時間

『美味しいコーヒーって何だ?』(2013)

オオヤミノル『美味しいコーヒーって何だ?』マガジンハウス本書は焙煎家のオオヤミノル氏と編集者の岡本仁氏のインタビューでオオヤミノル氏を紹介した後、オオヤミノル氏と井ノ上達也氏、堀内隆志氏及び大坊勝次氏との対談が続く。横山聡『京都・六曜社三代...