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『言葉にして伝える技術』(2010)

田崎真也『言葉にして伝える技術』祥伝社新書、2010年、2019年第5刷 本書を読むと、普段、我々が何気なく遣う食事に関する言葉も思い遣りに欠けていたことが分かる。ソムリエでなくとも言葉にして伝える仕事はいくらでもある。お茶屋さんであれ、言...
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『羊皮紙のすべて』(2021)

八木健治『羊皮紙のすべて』青土社、2021年 羊皮紙に関し、基礎編と実践編に分けて書いてある。500頁を超える本である。第2章まで読んで、羊皮紙が羊、仔牛、山羊の皮を加工して作られることまで、理解した。第3章では、羊皮紙の作り方の話になる。...
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『問う方法・考える方法』(2021)

河野哲也『問う方法・考える方法』ちくまプリマー新書、2021年 1.学習指導要領が変わった。 「二〇二二年度から、学習指導要領の改訂によって高等学校の「総合的な学習の時間」は「総合的な探究の時間」に変更されます。」(P9)と書いてある。 「...
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『日常的実践のポイエティーク』(2021)

ミシェル・ド・セルトー 著 山田登世子 訳『日常的実践のポイエティーク』ちくま学芸文庫、2021年 書誌情報 Michel de CERTEAU: "L'INVENTION DU QUOTIDIEN, I: Arts de faire" ©...
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『日本国家の起源』(1960年)

井上光貞『日本国家の起源』岩波新書、1960年、2021年第44刷 日本国家の起源を扱うために、まず、国家の定義を明らかにする必要がある。「通常、国家は国民・領土・統治組織の三つの要素から成り立つ、といわれるが、国民といい、領土といい、その...
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『考える英文法』(2019)再読開始

吉川美夫『考える英文法』ちくま学芸文庫、2019年 英文法の利点はわかるが分厚い文法書を通勤で持ち歩いて読むのも大変なので、文庫版があったのを思い出した。あれから2年経っていた。設問、解説、実力テスト、研究問題。電車の中では、問題を解く、復...
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『英語で考える』(1974)

松本亨『英語で考える本』英友社、1968年、1974年第17刷 半世紀前の本である。松本亨氏が「英語をやるなら、英語で考えよ」ということを書いた本である。 当時は「日本人が日本語以外の国語で物を考えるということはありえない」と批判されたとい...
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『英語の読み方-ニュース、SNSから小説まで』(2021)の付録をする

北村一真『英語の読み方-ニュース、SNSから小説まで』中公新書、2021年 「一歩上」に進むための厳選例文60が巻末付録にあった。 「全部で60文ですので、一気に読み通すこともできると思いますが、一日に2文ずつ進めても約1か月で網羅できます...
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『英語の読み方-ニュース、SNSから小説まで』(2021)

北村一真『英語の読み方-ニュース、SNSから小説まで』中公新書、2021年 英文を読むことの前提として読解力の大切さが強調される。いわゆる4技能はバランスよくというのは理想である。しかし、文法を軽視すると基礎となる読解力に問題が出てくる。そ...
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『翻訳教室 はじめの一歩』(2021)

鴻巣友季子『翻訳教室 はじめの一歩』ちくま文庫、2021年 序章を読むと鴻巣友季子氏の主張は明らかである。 「翻訳は初心がすべてなのです」(P12)。 「想像力の枠から出ようとすること。少なくとも、出ようとする意識をもつことです。言い換えれ...