『居酒屋百名山』(2013)

読書時間

太田和彦『居酒屋百名山』新潮文庫、2013年

2010年2月に新潮社から刊行されたものを文庫化した。単行本が出た2010年の時の店も文庫本では既に無くなったものがあった。

 

奥付けを見て思うに、何故か初版を買うことが多い。平積などして目立ったから購入したのだろうか。当時は本屋が多かったし、チェックしていたのだろう。

 

滋賀県を見ると一つしかない。その貴重な店は割烹能登という。何か聞いたことがある名前である。ググルと長浜の北国街道に面した店で、いつだったか昼に伺った店のようであった。太田和彦氏と同じように入口のカウンターで飲んだ記憶が残る。

 

山口瞳の『行きつけの店』(新潮文庫、1999年)を読んだ時も、その当時の人々との出会いが描かれていた。太田和彦氏の居酒屋巡りもまた暖かい気持ちになる。京都に残る百名山も訪ねてみたくなる。

 

そういえば、太田和彦氏の本で京都の夏と冬に呑みまくる話を読んだことがある。題名は忘れたがなんとも羨ましい話だった。

鍵屋は女性客だけの入店は断られる。耳が遠くなっている老人は声が大きくなっていることを自覚しないと注意される。

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