断片記憶

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停滞前線

正月気分も終わった。 加速するビジネスの世界に身を置いているので、中世の歴史を扱った一般書つまり「読み物」を読むことは精神の安定に寄与しているのだろうが、世間で流行っているビジネスに役立つ歴史という訳にはいかないのがニッチなところである。話...
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コンビニのおせち2

これからはコンビニのおせちを肴に酒を飲むのが正月の風景になるのか。以前はデパートか料理屋のおせちを食べるか、知り合いのところへお呼ばれしていただいていた。今年もお呼びがかかってお年賀を用意していたが、知り合いが東京へ出てくるというので断った...
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コンビニのおせち

コンビニのおせちで初春を味わう。器が大きければ素材を活かせることを知る。
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2019年元旦

明けましておめでとうございます。 近江名所図のカレンダーを見ながら、正月を迎えています。人は変化し続けるものです。変化を恐れない一年でありたいと思います。 鳥居が「上杉本洛中洛外図屏風」によく似ている。狩野派であることは間違いない。
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ゆく年くる年

ゆく年を思う。 人は年ごとに区切りをつけなければ のっぺらぼうな人生になる。 ああ、今年はもう後ろ姿になった。 暗き空の彼方からくる年を迎えて、今年もよろしくと言いたい。 Tennysonの詩を朗読して今年を終える。 Ring out, w...
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干支の鏡餅

鏡餅に干支は関係があったのだろうか。
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一冊の本を選ぶということ

無人島に持っていく一冊の本を何にするかという話は有名だが、あまり現実的ではない。しかし、避難所生活での必需品は何かという話をしていたら、本であるということになった。電化製品が使えないとなると暇を持て余すことになる。何を持っていくかを考えると...
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武蔵野雑感

国木田独歩『武蔵野』青空文庫、1998年、2004年修正版 国木田独歩の『武蔵野』を読むのは決まって秋の深まった空が高く見える頃だ。この短い文章を高校生の頃に岩波文庫で読んで野火止に行ったのが武蔵野を歩いた最初だった。平林寺辺りの景色も今で...
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霜月の頃

霜月の頃、公園に木枯らしが吹いた。木の葉が光り、青空が枝の間に覗く。つかの間の休憩がこころを伸びやかにし、また、歩みを進めさせる。 2018年秋 とらや赤坂店の新装開店記念パッケージのスケッチは新店舗を設計した内藤廣氏だった。
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歌の時間2

小学校を過ぎるとき当然歓声が沸き起こった。運動会が開かれているのを観ると昔の記憶が思い出され、鳥肌が立つ気がした。 秋空に歓声上がる運動場 バトン握れば鳥肌ぞ立つ