断片記憶

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渡部昇一氏逝く

2017年4月17日に渡部昇一氏が亡くなった。86歳だった。私は、知的生活の方法に憧れたので『知的生活の方法』(1976)『続 知的生活の方法』(1979)『知的余生の方法』(2010)『実践・快老生活』(2016)を読んできたが、最後の本...
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大岡信氏逝く

大岡信『朝日評伝選4 岡倉天心』朝日新聞社、1975年大岡信氏が亡くなった(2017年4月5日)。事務所へ行き本を探そうと書棚を見たが、目的とは違う本に目が止まった。岡倉天心について書いた本である。大岡信は美術史家でもないし、思想家でもない...
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『発想法 創造性開発のために』(1967年)

川喜田二郎『発想法』中公新書、1967年、1979年第47刷『発想法』(1967年)を読み直す機会があった。大学を出てから買った本である。これをAction for Readingで読むという会だった。いったい何十年振りに読み返す本である。...
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分からないこと

話したいとこがあると呼び出されたら、事務所を辞めるという話だった。2000年からの付き合いだが、最近は脚を痛めたらしく、お誘いがなかった。飲み屋で何度かすれ違っていたらしい。肩の荷を下ろしたように酒が進む。マニュアルは扱い方次第で人を苦しめ...
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『武田氏滅亡』(2017)

平山優著『武田氏滅亡』(角川選書、2017年)を買う。750ページと分厚い本にブックカバーつけてもらう。さて、しばらくはバックがパンパンになるな。平山優氏の本がだいぶ増えたなと思う。長篠の闘いから、天正壬午の乱まで読んできた。あとがきにある...
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部立は踏襲されたのか。

新古今和歌集も20巻よりなる。佐々木信綱によると新古今和歌集の部立は12で、佐伯梅友によると古今和歌集の部立は10であった。二人の数え方が異なるが、四季と恋で11巻は同じ数である。津田左右吉に平安貴族は恋ばかり歌っているといわれてもしかたが...
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古今和歌集の夏歌の巻

『古今和歌集』の夏歌の巻を読んだ。私も春歌 上下と読んで、立春に始まり、霞や雪、若菜、梅と鶯、桜、山吹、藤など季節が歌により進んでいくことが感じられ、配置を楽しんだ後だったので、そのまま夏歌に入っていけた。夏歌 34首を見ると、山郭公(やま...
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春はspringか

平安朝の歌集の四季の部立は春から始まる。1年が立春より始まるからである。しかし、在原元方の有名な歌にあるように暦とずれることもあった。春は旧暦の暦月の正月から3月である。二十四節気では立春から立夏の前日までが春である。暦月の正月と節月の正月...
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2017年元旦

新年おめでとうございます。2017年の干支は酉です。北野天満宮では12月13日の事始めより楼門に絵馬を掲げています。今年も日展評議員の三輪晃久画伯の絵です。
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コンビニの鏡餅

鏡餅の話は去年餅を供えるに書いた。29日は避けるので28日になった。この話には続きがあって餅を供えるの続き『オコナイ』(2008)を書いたのだった。三方を買うことはいつも忘れるので、今年はコンビニので済ますことにした。クマのプーさんの鏡餅
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Transcend

MacBook AirのSSDの容量がさびしくなったので、旅行先であったが、SSDをJetDriveに交換した。容量は増えたが、起動が少し遅くなった。これで、iPhoneのバックアップをして、契約の更新をしよう。
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檸檬なのか?

巨大な檸檬を頂く。普通の檸檬と比べて見た。大きさからしてポンテローザという品種であろう。市場に流通するようになったというが、まだ見たことはなかった。京島の町家にひっそりとある檸檬の木を想像すると楽しくなる。
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元旦の計

元旦の計という言い方があった。変化の乏しい世の中でも、季節は巡り、齢を重ねていくなかで、自身の成長を考えていたのだろう。変化の激しい現代は、一年の計はほとんど顧みられない。しかし、成果を上げるためには、ドラッカーの言うように、やりたい事、な...
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来年の抱負

残りの人生を過ごすに当たり、当面、昼は実学に充てあて、夜と休みの日は、江戸期の文書を読んで暮らしたい。このブログも興が乗ったときにするとして、詩を読む時間に充てよう。そう考えると、手元に置くのは羅和辞典などのレファレンス本になる。古書は現物...
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目標を立てるということ

アンジェラ・ダックワース、神崎朗子訳『やり抜く力ーー人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』ダイヤモンド社、2016年第4刷ティナ・シーリグ、高遠裕子訳『スタンフォード大学 夢をかなえる集中講義』CCC メディアハウス刊、20...