断片記憶

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『猿之助比叡山に千日回峰行者を訪ねる』(2016)

市川猿之助、光永圓道『猿之助比叡山に千日回峰行者を訪ねる』春秋社、2016年 四代目市川猿之助が2015年8月17日〜19日比叡山無動寺谷明王堂に光永圓道阿闍梨を訪ねて行われた対談である。夏休みに読もうと思っていたが、すでに関東は空梅雨で暑...
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駒場和男氏の訃報

駒場和男『ゆめまぼろし百番』毎日コミュニケーションズ、2006年 月刊詰将棋パラダイス2016年7月号に駒場和男氏が6月に亡くなられた(82歳)とあり、詳細は8月号とのことだった。ガリ版刷りの大学将棋部の会報に駒場和男氏の作品が載っていたの...
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典座教訓が読めない

割烹の若旦那が見せてくれた『専門料理2016年7月号』は「日本料理の50年」が特集されていた。表紙に道元の『典座教訓』が引かれているが、この訓み下し文が若い料理人にはもう読めなくなっているという。 なお、典座教訓(てんぞきょうくん) は曹洞...
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利休粽

川端道喜の利休粽を食べた。由来記を読むと御粽司十六代 川端道喜伸政記とある。十五代川端道喜道夫の書いた 『和菓子の京都』(岩波新書、1990年)の見事な要約でもある。今度は水仙粽を食べたい。
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推薦図書はないという態度

谷沢永一『いつ何を読むか』KKロングセラーズ、2006年 偶に読みたくなるので、枕元近辺に侍ってもらっている。谷沢先生からは本の読み方を教わった。 或る書物と自分との出会いは、私の身の上にだけ起こる事件である。と谷沢先生がどこかで書いたこと...
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須山公美子さんはおうまさん大好きだった。

『須山公美子のおうまさんかやってくる2 園田でカツ丼を食べよう!』Crab Apple Records、2009年 何処で手に入れたかは分かっている。然し、いつだったかは定かでない。片付けしていたら、箱から出てきたものの一つだ。封も切らない...
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貝原益軒の博学とは何か

貝原益軒の博学とは何か 早稲田で行われた講義は貝原益軒の知がテーマであった。養生訓は次回(7月2日)になる。 『先哲叢談』の貝原益軒は11条あると前に書いたが、太宰春台は貝原益軒を「博学洽聞、海内に比無し」と称説している。 四字熟語辞典オン...
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『本を読む本』(1997)

M.J. アドラー、C.V. ドーレン、外山滋比古、槇未知子訳『本を読む本』 講談社学術文庫、1997年、2016年第57刷 分類 【知】 読書に関する技術書 統一 読むに値する良書を、知的かつ積極的に読むための規則を述べたもので、技術とし...
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「紫式部と藤原道長」

同志社女子大学主催 町家公開講座第22期 2016年7月16日(土)14:00〜16:00 「紫式部と藤原道長」朧谷寿(同志社女子大学名誉教授) 会場 京まちや平安宮 町家講座に通っていた頃が、楽しかったと思う。山中恵美子さんがセレクトする...
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折々の歌

時を経て花の記憶はさらならで 軒端の風に心騒がす 大岡信の『折々のうた』が始まったのはいつだか忘れてしまった。wikiでも見れば載っているだろう。しかし、自分のwikiがあるわけでもないので、いつ出会ったのかは、正確には思い出せない。 FB...