断片記憶

断片記憶

砂丘モノでもあるまいに

鳥取の食べ物をいただいた。砂丘らっきょうである。滋賀県産をシガモノを名付けているので、鳥取県産はどうしたものか。因幡国なのでイナバモン? まあ、普通に鳥取サンか。
断片記憶

『イメージでわかる表現英文法』(2016)

田中茂範(監著)、弓桁太平(著)、神山きの(絵)『イメージでわかる表現英文法』学研プラス、2016年、kindle版大西泰斗氏の『英文法をこわす』(2020年)はイメージが豊富だった。これに味をしめて元祖イメージの田中茂範『イメージでわかる...
断片記憶

天眞庵で長居する

蕎麦を食べてコーヒーでくつろぐというありそうでなかったことを天眞庵でするようになった。お酒を飲んで蕎麦を食べてコーヒーで締める。やはりなかったパターンである。長屋 茶房 天眞庵というところは蕎麦屋とかカフェとかいうのは使い方次第であるから、...
断片記憶

『平家後抄』(2000)の解説を読む

角田文衞『平家後抄 落日後の平家 上』講談社学術文庫、2000年、2006年第5刷『平家後抄 下』講談社学術文庫、2000年、2006年第4刷朧谷寿氏が下巻に「解説 角田史学の真髄をみる」を書いていました。平家は壇ノ浦で殄滅(てんめつ)した...
断片記憶

『古文の読解』(2010)を繙く

小西甚一『古文読解』ちくま学芸文庫、2010年解説の武藤康史氏が『蛍雪時代』の連載が元なったと書いてあった。私も『蛍雪時代』を読んだ世代である。ということでAIに聞いてみたら、日本で最も古い大学受験情報誌と回答がありびっくりした。1932年...
断片記憶

「探索式2025」その他の状況(その2)

本は分割して統治するので、分野を思想、歴史、言語、その他に便宜上分けてみた。ここではその他を扱う。(3月から4月の状況)加藤周一の『読書術』(2000)を読んで三中信宏氏の『読書とは何か』(2022)を復読していたら、植木朝子氏の『虫たちの...
断片記憶

「探索式2025」言語の状況(その2)

本は分割して統治するので、分野を思想、歴史、言語、その他に便宜上分けてみた。ここでは言語を扱う。(3月、4月の状況)NHKの語学をまとめ買いして4月にどれが続くが試してみた。英会話とフランス語だけが5月に繋がった。関正生氏の『前置詞最強の教...
断片記憶

「探索式2025」歴史の状況(その2)

本は分割して統治するので、分野を思想、歴史、言語、その他に便宜上分けてみた。ここでは歴史を扱う。(4月の状況)岩波書店の『思想』2025年4月号を買って、H. ショーン「江戸後期における西洋知識の問題」を読む。蘭学をグローバルストーリーとし...
断片記憶

「探索式2025」思想の状況(その2)

本は分割して統治するので、分野を思想、歴史、言語、その他に便宜上分けてみた。ここでは思想を扱う。(2月から3月の状況)山括弧塾25年冬季オンライン講義/『カントの誤診1』講義(永井均)で永井均先生の『カントの誤診1』(2025)を読む。(4...
断片記憶

『浅草』2025年4月号

「花と縁糸と」で隣り合わせたのは演劇ライターの袴田京二氏だった。「懐かしの浅草芸能歩き」の連載はまだ続いていて、『浅草』2025年4月号を挨拶代わりにいただいた。お会いする度にいただいている気がする。第58回 隅田川の落とし物隅田川の厩橋の...
断片記憶

土に還るもの

会津で自然農法を大規模に行なっている宇野宏泰氏の話を聴く機会があった。農家的には中規模農業経営であるが、20haを有機農法で行なっているのはただ事ではない。藤井一至氏の『土と生命の4億年史 土と進化の謎に迫る』(BLUE BACKS、202...
断片記憶

Vol.1「小道の屋台」千宗室

令和7年1月15日発行の『ぎをん』新春号に千宗室さんの「祇園はんなり今昔(いまむかし)」の連載が始まりました。編集・制作が京都新聞社となり、判型をA5判に変更しています。Vol.1「小道の屋台」は50年近く前の祇園の話でした。末吉や富永に屋...
断片記憶

旅先の空の下

本を読んでいるうちに眠くなるのは電車の中だが、旅に出ると刺激を受けるのか色々と想いが浮かんでは消えていく。ただ、手元にあるのが『方法序説』なので、本棚から取り出して調べたいフレーズは出てこない。デカルトも旅に生きた人だったようで、前に読んだ...
断片記憶

京まちやの精神

京まちや センスとわれる おもてなし海外の人々が町家を改装して雰囲気のよい店をつくっている。そしてそれが京都の精神そのものであるとしたら、我々は何を忘れてしまったのだろう。進取の精神をもう一度考えたい。
断片記憶

久保田万太郎の句

向島水鳥や夕日きえゆく風の中久保田万太郎、成瀬櫻桃子編『ごでまり妙』(ふらんす堂文庫、1991年)は傘の絵がワンポイントでよい。この装丁の猫を見たのは加藤楸邨『句集 猫』(ふらんす堂文庫、1990年)だった。