断片記憶

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御朱印帖の書写録(その一)

本にすることのプロセス(その12)これから、しばらくは御朱印帖の旅である。平成十九年五月四日-平成十九年七月一日古い御朱印帖を捲って、参拝した年月日、神社仏閣の名称、祀られている神様仏様を書き写してみる。思い出せることもあれば、思い出せない...
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本にすることのプロセス(その11)

凡例の研究(その1)凡例の作法は知らないが、編集方針や資料の扱い方は示しておきたい。(方針を決めたが、まだ実例は出て来ていないものは括弧で括っている。今後の原稿の中で予想されるものなので、なければ削除する。)一 実際は御朱印帳、御朱印帖、納...
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本にすることのプロセス(その10)

本の企画のようなもの出版の企画書についてAIさんに聞いてみると、本のタイトル、内容、著者プロフィール、企画意図、ターゲット読者、類書との差別化などを書くということであった。まあ、そういうことだろうと納得する。AIは平均的(確率的)な回答を寄...
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本にすることのプロセス(その9)

序のようなもの【編集中】今回の本作りはファクトを考えることになった。ファクトに基づいて書かれたファンタジーではない。〈ファクト〉と著者が考えるファクトの積み上げからなっている。小説のように都合の良いことは一切書いていない。御朱印帳の記載内容...
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本にすることのプロセス(その8)

見積書(その1)鍋さんより見積書が来た。「既存の業者の価格が高めでしたので、過去の知り合いに直接連絡を取り、何とかまとめてみました」。昨今の物価上昇によれば、価格が上がるのはやむを得ないと思った。私家版製作費は以下の項目からなる。・本文組版...
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本にすることのプロセス(その7)

四都手帖私家版(後記案)その2「読書時間」はブログに掲載したものの誤字・脱字を訂正して、語調を整える編集を行った。二〇一二年から二〇一五までの記事の中から四都に関するものを中心に採録している。四都とは、古都(京都)、旧都(奈良)、湖都(滋賀...
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本にすることのプロセス(その6)

四都手帖私家版(後記案)その1四都手帖の四都とは、古都(京都)、旧都(奈良)、湖都(滋賀)、水都(大阪)のことである。「旅の時間」はブログに掲載したものを編集したり、非公開の記事からなっている。二〇一五年から二〇一八年までの記事の中から採録...
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本にすることのプロセス(その5)

後書(案)を書き始める鍋さんから、書いたものを読者が読んで、わかりやすくなるものを書いた方がよいとの助言を受けたので、後記を書いてみた。「ますだの記憶」について(後記)先斗町の「ますだ」は、京都市中京区先斗町四条上ル下樵木町二〇二にある居酒...
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本にすることのプロセス(その4)

一行目から書けなくなる店の説明を書こうと思って、Google Mapを見ると「先斗町 ますだ」でおばんざい料理店とあった。Appleのマップも「先斗町 ますだ」でおばんざい料理とある。バッキー井上氏の「京都 店特選」では居酒屋「ますだ」、先...
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本にすることのプロセス(その3)

打合せ第2回鍋さんから話を詰めましょうという連絡が来た。プロは丸投げを嫌うということは聞いていたのでお任せはしないが、ポイントの説明がないと手戻りもしかねないと思う。こちらはプロジェクトマネジメントをしてきているので、スケジュールを聞いてこ...
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本にすることのプロセス(その2)

布選び鍋さんに渡された『新日本の色』という装幀織物という布のサンプルをめくり、裏の説明を読みながら、日本の色の多彩さと細布とかネオンなどの品種の違いを目と手で味わう。同じ染料でも生地の織り方で風合が異なる。まして、手触りが違う。なるほど、今...
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本にすることのプロセス(その1)

打ち合わせ第1回このプロジェクトはのんびりのようなのである。まず、打ち合わせを天眞庵でする。その日はLe Petit Parisienが臨時休業だったのと、私も午後からカラオケの約束があったので昼飯の時間にしてもらった。まず、本の外観を決め...
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本をつくることの意義

パリジャンのオーナーさんと果てしなく飲んで本をつくる話をした。パリジャンで偶にお会いする専門家と仕事するのは楽しみである。本つくりの過程はオーナーさんのを見てきた。この際だから少し勉強しようと思う。電子の森から解き放ち、形を与え供養しよう。
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外来種のアサガオ

都会を歩くと、足元にヒルガオの花が咲いているのを見かけることがある。よく見ると葉の形が楕円形ではなくハートの形をしている。マルバアメリカアサガオ(ヒルガオ科)である。もう、ヒルガオの時期ではない。するとヒルガオだと思っていたのは、いつのまに...
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蔵書の世界

「江戸時代の本棚~蔵書が語る知の形成・共有・継承」工藤航平(国立歴史民俗博物館研究部 准教授)を視聴したことは、この間書いたが、その講演の中で、スライド12に蔵書目録が享保期(18世紀中頃)に一斉に現れるとして横田冬彦『日本の歴史16 天下...