興味本意でいく

断片記憶

事務所で平積の本を適当にとって読んでいたら、「好きなことしか書かない」と書いてあった。そうだ、「今、興味があるものしか読まないことにしよう」。そして、「好きなことしか書かないようにしよう」と思ったら、四都手帖私家版で非公開になるのが増えるのだろう。

研究所の本はあらかた本箱に入っているし、本棚には近づけないので、見えている100冊余りの本が今の私の世界だ。ああ、玄関にもあったか。

もちろん心配はいらない。本は図書館で借りることもできるし、Kindleもある。買うのをやめたわけじゃない。新刊本は買い続けるだろう。

しかし、500冊に絞るのは本当にとんでもないことだ。つい3年前までの年間購入量に近い。ここにきて入る量を絞り、大学院だの寄付だので出る量が多くなり、スペースができて外部倉庫からの引き取りが進んだのだった。花火の後も快適に過ごしている。床に本を置いたらお終いということは分かる。そうなると本箱の入れ替え作業になるので時間がかかる。事務所の方は床に平積してもほとんど片付いているのである。山道具と一緒に捨てたのだった。大岡信の本のように研究所に持ってくる本を選ぶことで、減ることはあっても増えることはないだろう。事務所にあるのは古い教科書が多い。これはそのうち大学院行きになるだろうし、チェスの本は将棋同様に始末に困るのだった。

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