Goinkyodo

断片記憶

『京都人も知らない京都のいい話』(2016)

浜村淳『京都人も知らない京都のいい話』PHP研究所、2016年MBSの「ありがとう浜村淳です土曜日です』を理髪店でよく聴いたものだ。映画の話が何とも楽しい。浜村淳氏は鷹峯育ちのようである「第8章 わが故郷・鷹峯を歩く」。北区で京都人というの...
断片記憶

『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学』(2015)

入山 章栄『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学』日経BP社、2015年著者の本とは2冊目になります。1.経営学は何を提供できるか(1)理論研究から導かれた「真理に近いかもしれない経営法則」(2)実証分析などを通じて、その法則が...
断片記憶

片貝孝夫氏を悼む

片貝孝夫氏を悼む片貝孝夫氏が2016年2月16日に永眠された。私は後年の付き合いでしかなかったが、氏は親身に心配してくれた。氏の故郷の東吾妻町の町おこしは始まったばかりである。氏が取り組んだときにはもう時間が残されていなかったのだ。片貝家の...
断片記憶

『国文法ちかみち』(2016)

小西甚一『国文法ちかみち』ちくま学芸文庫、2016年なにやっているの?と言われかねない。また、受験文法の本を買ってしまったのである。ある懐かしさと悔しさが同居するが、すでに不確かさを増した記憶の底に小西甚一の名前がある。この人の本が出回るこ...
書籍目録

2016年01月購入図書

2016年01月購入図書今月は頭痛のため本の読めない日々があったので、本をあまり買わずに終わってしまった。新刊を読むことは本を受動的に選ぶことなのだろう。本屋の新刊本コーナーで目に付いた本を手に取ることは積極的な選択とはいえない。テーマから...
書籍目録

2016年01月購入古書

2016年01月購入古書神田の古書店への足が遠のいている。Amazonで目的の本を楽して買っているので余計な本は増えない。やはり歩いて回れば本の2冊や3冊は買うものである。【思想】穂積重遠『新訳論語』講談社学術文庫、1981年、1987年第...
古都を旅する

橘寺

週刊新潮の「とっておき私の奈良」直木賞作家の葉室麟氏の3回目は「橘寺」だった。橘寺は聖徳太子生誕の地とされている。葉室氏は『橘花抄』という小説も書いている。橘がお気に入りである。橘は文化勲章の五弁の章の図案でもある。私は橘の図案だと祇園の大...
断片記憶

『模倣の経営学』(2015)

井上達彦『模倣の経営学』日経ビジネス人文庫、2015年ビジネスシステムイニシアティブの月例会で井上達彦教授がファシリテーションしたのに参加して、本を買うことにした。本来は事前に買うのであるが、今月は体調がイマイチなので、書店には3回しか行っ...
断片記憶

『貞慶『愚迷発心集』を読む』(2004)

多川俊映『貞慶『愚迷発心集』を読む』春秋社、2004年、2012年第2刷解脱上人貞慶(1155〜1213)の『愚迷発心集(ぐめいほっしんしゅう)』を手にしたのは、『はじめての唯識』(2001)が分かりやすかったせいもあった。本書は第1部が解...
断片記憶

読書が読書を変える

乃至正彦『戦国の陣形』講談社現代新書、2016年本書を読んで思ったことは、「防人とは何か」と問うたときに、自分の知識の欠落を補いたいということだった。万葉集を読むとき防人の歌は何となく避けてきていた。歴史の教科書もろくに読まなかった私の防人...
読書時間

『戦国の陣形』(2016)

乃至正彦『戦国の陣形』講談社現代新書、2016年2016年の本を手に入れる。新刊を読むことが多いとしたら、エンターテイメントに偏っているのだろう。著者の乃至正彦氏(ないしまさひこ)は陣形につて論じる。「陣」は陳列の「陳」の俗字である。白川静...
古都を旅する

大安寺

週刊新潮の「とっておき私の奈良」直木賞作家の葉室麟氏の2回目は「大安寺(だいあんじ)」だった。大安寺の起源は聖徳太子の創建した熊凝精舎(くまごりしょうじゃ)に始まるという。プラス1は「額安寺(かくあんじ)」だった。熊凝精舎のに跡地に創建され...
古都を旅する

法華寺

週刊新潮の「とっておき私の奈良」直木賞作家の葉室麟氏の1回目は「法華寺」だった。柱にもたれて庭を眺めている写真は何やら思案顔のようだ。小説の構想を練っているのだろうか。十一面観世音菩薩(国宝)の開扉される春と秋に合わせて行きたい。春は花もあ...
断片記憶

RIP David Bowie

David Bowie died.ニュースを聴いて、聴きたくなった。しかし、周りにはCDが見当たらない。そうなのだ。和室にはDavid Bowieがいなくなっていた。David Bowie was gone.お気に入りだったZiggy St...
読書時間

『ある法学者の軌跡』(1978)

川島武宜『ある法学者の軌跡』有斐閣、1978年、1984年第10刷川島武宜(たけよし)が有斐閣の新川正美を聞き手にして話した録音をもとに加筆したもので、平易な文章である。しかも、索引もあり、読み返しやすい。この本は丸山有彦氏のブログ「myコ...