Goinkyodo

読書時間

『築地』(2007)

テオドル・ベスター、和波雅子・福岡伸一訳『築地』木楽舎、2007年本棚の奥にあった。2016年11月に場内が豊洲へ移転する。今年は築地魚市場の歴史が大きく変わる年だ。まさか、買ってあったとは、といつも自分に呆れている。9年も放っておいたのか...
読書時間

『京都ぎらい』(2015)

井上章一『京都ぎらい』朝日新書、2015年第6刷井上章一氏は嵯峨で育ったという。京都のひとではないと言われたらしい。京都のひとにとって京都は市街をイメージする。十三参りで法観寺の虚空蔵菩薩さんに知恵を授けられた京都のひとは渡月橋を渡り終える...
古都を旅する

法隆寺

週刊新潮の「とっておき私の奈良」華道家の笹岡隆甫氏の4回目は「法隆寺」だった。暮れをまたいで久し振りに雑誌をめくる。法隆寺の北側に水を湛える天満池の堤に佇み、金堂や五重塔を背にして何やら思案顔な家元だ。「法隆寺の西院伽藍を上空から見ると、回...
読書時間

『増補 検非違使 中世のけがれと権力』(2008)

丹生谷哲一『増補 検非違使 中世のけがれと権力』平凡社ライブラリー、2008年平凡社選書『検非違使』(1986年)に「賀茂祭と検非違使の位置」を加えたもの。今さら、検非違使や非人を読もうとは思っていなかったが、賀茂祭を論じた論文にある殺し文...
読書時間

『真田四代と信繁』(2015)

丸島和洋『真田四代と信繁』平凡社新書、2015年最近、立て続けに真田関係の本を読んでいる。やはり、大河ドラマが出版社のターゲットになっていたのだろう。大坂夏の陣は2015年が500周年記念なのだが、あのドラマのせいでずれたおかげで、良書が間...
視聴時間

『舞に託す願い 〜御園の花祭〜』(2012)

NPO御園夢村興し隊企画発行『舞に託す 〜御園の花祭〜』(2012年)のDVDを見る。1.御園の花祭とは神楽である。御園の花祭とは愛知県北設楽郡東栄町御園地区で毎年11月第2土曜日から日曜日にかけて夜通しで行われる「花」と呼ばれる氏神祭であ...
断片記憶

本の片付け

和室から本を追い出す(掛声ばかりですが)。本に囲まれて生活していると、本当に本に埋もれてしまう。そうなってからでは遅いので、和室の本を追い出す。箱に入れるとしばらく顔を見なくなるのが残念だが仕方がない。そうはいっても、すでに6箱がぐい呑を載...
断片記憶

肌感覚と推計

昨日は、推計値を出すのに、10月から12月の前年同月比較の0.5倍という感覚で7月から9月の前年同月比較を試みて、2014年の購入総数を推計してみたのであった。幸いにもEvernoteに購入登録日付が残っていたので数えてみて、感覚を検証して...
断片記憶

2015年の本の総括

記録から傾向を考える上で、記録のあることが前提なのは言うまでもない。2014年の9月以前は記録がないので、推定しかできないのが残念だ。2015年の書籍の購入実績12月新書12古書1211月新書8古書210月新書13古書1009月新書14古書...
断片記憶

2016年元旦

新年おめでとうございます。2016年の干支は申です。北野天満宮では12月13日事始めの日より絵馬を楼門に掛けています。今年の絵馬は三輪晃久画伯の絵です。
散歩時間

向島散歩

向島にHOLLYWOODがある。喫茶店のHOLLYさんはHOLLYWOODから名前を付けたという。隣はリホームのWOODSPACEさんなので、二つ合わせてHOLLYWOODになる。たわいもない話だ。HOLLYさんでモーニングしている時、煎餅...
シガモノ

餅を供えるの続き『オコナイ』(2008)

中島誠一監修、上田洋平、原田信男『オコナイ 湖国・祭りのかたち』INAXo、2008年餅を供える話で『オコナイ』を出したので少し補足しておきたい。『オコナイ』を読んでいくと、御鏡と呼ばれる鏡餅をつき、奉納する話が出てくる。川道神社の巨大な鏡...
書籍目録

2015年12月購入図書

どうしても本を整理しないといけないときは、読んでない本を捨ててくださいと中村武生先生がつぶやいた。読んだ本を捨てると教養人として失格だとすると、勢いで買った本の多くは処分されるに違いない。内藤陳の『読まずに死ねるか!』に倣って「読まずに捨て...
断片記憶

餅を供える

正月を迎えるにあたり歳神様に餅を供えることから鏡餅は始まったようだ。『オコナイ』を読んでいくと餅も潔斎して当番がついて供える話が出てくる。餅の形や飾り付けも千差万別である。28日がよいのは8が末広がりだからだろう。29日は9が苦持に通ずるの...
書籍目録

2015年12月購入古書

2015年12月購入古書読まない本から捨てるというアイデアを中村武生先生から教わった。というわけで、古書を買うのは読みたいからとか、捨てたので買い戻すとかになるのだろうか。血肉にならない本は読んだらあかんやろうなあ。【思想】高坂正顕『哲学は...