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古都を旅する

東大寺戒壇堂

週刊新潮の「とっておき私の奈良」直木賞作家の北村薫氏の3回目は「東大寺戒壇堂」でした。北村薫氏の父の日記を基にした『いとま申して2 慶應本科と折口信夫』(文藝春秋社、2014年)で、折口信夫に連れられて関西へ史学旅行に来た父、宮本演彦が若草...
旅の時間

大神神社に呼ばれた

大神神社からのお呼び出し相方が大神神社に呼ばれた気がするというので、大神神社に行くことになった。私は何回か参拝したことがあるが相方は初めてだという。そういう意味では夏の盛りは避けた方がよいのだろう。私が登拝に失敗したのはこの時期だった気がす...
断片記憶

ブログの終り

立秋過ぎて、夏も旧暦の上では終わった。秋の季語の出番である。もっとも、八朔や葉月に七夕はすでに出ているが、残暑もこの時季からだ。普段はTwitterやFacebookをみてブログは忘れた頃に読むことをしている。生活のパターンなのか、忘れやす...
読書時間

『9プリンシプルズ』(2017)

伊藤穰一、ジェフ・ハウ、山形浩生訳『9プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために』早川書房、2017年再版Joi Ito & Jeff Howe, Whiplash: How to Survive Our Faster Future (G...
旅の時間

花山天文台への道

To the Kazan Observatory Kyoto University京都大学 花山天文台は1929年に日本で二番目に造られた大学天文台だ。直径9メートルのドームの三階に当初は口径30センチ、現在は45センチの屈折式望遠鏡が設置...
断片記憶

Quatre Rêves

Quatre Rêves(キャトルレーブ)は宝塚歌劇団系のアイテム・グッズを販売するショップの名前だ。Quatre Rêvesとはフランス語で「4つの夢」という意味だ。しかし、ビニールバッグにはFleur・Lune・Neige・Étoile...
ひととき

94 「山の端の夏」千宗室

ひととき 2017年8月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「山の端の夏」というタイトルでした。山端へのサイクリングの思い出の話でした。家元が東へ向かうため自転車で賀茂街道を遡り東進して北白川通に突き当たり、北に向かい三...
古都を旅する

若草山

週刊新潮の「とっておき私の奈良」直木賞作家の北村薫氏の2回目は「若草山」でした。北村薫氏の父の日記を基にした『いとま申して2 慶應本科と折口信夫』(文藝春秋社、2014年)で、折口信夫に連れられて関西へ史学旅行に来た父、宮本演彦が書いた若草...
散歩時間

『邪馬台国の風』を観る

知合いの夫妻にIさん、そして初めてだというHさんと花組の『邪馬台国の風』を観る。ムラで観た時は展開が変だなと感じたけど、東京公演でどれほど修正して来たか。そもそも、幽閉されたヒミコにどうしてタケヒコが逢えたのか。最初は手引されたけどね。マイ...
読書時間

『無限と連続』(1952)

遠山啓『無限と連続』(岩波新書、1952年)を文庫本棚から取り出して読み出したら止まらない。大学の時に読んだ本なので書き込みがしてあった。LE PETIT PARISIENでブログ用に書いていたら、オーナーさんが興味を示し、飲み会で話をした...
書籍目録

2017年07月購入図書

2017年07月購入図書(購入後記)fragileの反対概念のantifragileは今までにない概念だった。花火の前なので紙の本は買えませなんだ。「反脆(はんもろ)さ」という読み慣れない言葉に戸惑う。普通は聞き慣れないと書くところだが、ど...
書籍目録

2017年07月購入古書

2017年07月購入古書(購入後記)本来なら7月は古書の購入は控えるのが原則である。しかし、信号待ちの暑さに負けてふらっとikkAさんに入って、2階の甘夏書店さんで本と手ぬぐいを買う。パラっとめくっているうちに中村哲や池田彌三郎などの懐かし...
断片記憶

幸せを感じる時間

忙しさに気持ちを紛らわせることで決断を遅らせることはできる。自分にとって本質的でないことに時間を費やすことで不安を追いやることはできても幸せを感じるには程遠い。人生は「無数の可能性の中途半端な実現の束」と中村真一郎が言った。身体を横たえなが...
断片記憶

読書家か愛書家か

「讀書の文化的意義は書籍を通じて時代に觸れるところにある」と内田魯庵は書いている。「讀書享楽を信條とする私の如き随分愚書をも漁って、五年十年はおろか百年二百年前の古書を珍重するにおいて人後に落ちないツモリであるが、それは寄席や芝居へゆくと同...
古都を旅する

薬師寺

週刊新潮の「とっておき私の奈良」直木賞作家の北村薫氏の1回目は「薬師寺」でした。薬師寺は東塔が解体修理中です。2020年6月に修理が終るということはオリンピックの年ではないか。北村薫氏の父の日記に薬師寺のことが書いてある。その日記を基に青春...