Goinkyodo

古都を旅する

薬師寺

週刊新潮の「とっておき私の奈良」直木賞作家の北村薫氏の1回目は「薬師寺」でした。薬師寺は東塔が解体修理中です。2020年6月に修理が終るということはオリンピックの年ではないか。北村薫氏の父の日記に薬師寺のことが書いてある。その日記を基に青春...
読書時間

『暮らしのこころ』(1979)

岡部伊都子『暮らしのこころ』創元社、1979年ikkAさんの2階の甘夏書店企画の「本と手ぬぐい2」で買ってきた。なんでも手ぬぐいの写真や絵に付箋を貼って古書店さんに出展してもらったという。文句も言われたらしいけど、結構付箋だらけなので(本気...
断片記憶

青木繁の挿絵

LE PETIT PARISIENで『青木繁展』(2011年)の図録を見ていたら、オーナーが貝原益軒の『女大学』を出してきて、東京書林の和綴本だが、出版年代を調べてもらっているという。見てみると板本であるので明治時代と分かるくらいだ。次に小...
散歩時間

タニワタリ

阿佐ヶ谷のzakka土の記憶で斉藤幸代展を見る。タニワタリの葉をデザインした器が今年の新作だ。ショップの方でオオタニワタリの葉を用意してもらったという。展示スペースが広いので色々置けてよい。今年は日程の都合で五条へ行けないので、今度会えるの...
読書時間

孤心ナクシテ

大岡玲氏がユリイカの『大岡信の世界』で「孤心ナクシテうたげナシ」を寄せていた。大岡信の『うたげと孤心 《大和歌篇》』(集英社、1978年)に書かれた父の為書には「玲君 孤心ナクシテ うたげ ナシ 信」とあった。浪人生への励ましと受け取ったよ...
古都を旅する

フランソワ喫茶室

週刊新潮の「とっておき私の京都」作家の森まゆみ氏の4回目は「フランソワ喫茶室」でした。森まゆみ氏の『暗い時代の人々』で創業者の立野正一と俳優で新聞『土曜日』の発行人斎藤雷太郎がフランソワ喫茶室にまつわる人物として語られる。森まゆみ氏にフラン...
視聴時間

『花の百名山 10』(2002)

『花の百名山 10』NHKエンタープライズ21、2002年このシリーズ最後は九州の花の山だ。九州は積雪期に九住山に登って法華院温泉に泊まったことがある。花の時期に大船山とか坊ガツルを見たかったな。雪原を長者原へ降っていったあとは覚えていない...
視聴時間

『花の百名山 9』(2002)

『花の百名山 9』NHKエンタープライズ21、2002年吉野山には暮れと春など3回行った。雪の降る吉野山の静けさもよいが、ヤマザクラを大勢の人に紛れて見るのもまた良いものだ。金峯神社から西行庵を訪ねたな。このDVDの語りは渡辺美佐子氏で、音...
読書時間

『中世のなかに生まれた近世』(2013)

山室恭子『中世のなかに生まれた近世』講談社学術文庫、2013年0.凡例山室恭子『中世史研究叢書 中世のなかに生まれた近世』(吉川弘文館、1991年)を文庫化したもの。サントリー学芸賞 思想・歴史部門受賞。kindle版がでており、文庫版は品...
古都を旅する

八百三

週刊新潮の「とっておき私の京都」作家の森まゆみ氏の3回目は「八百三(やおさん)」でした。姉小路通にある柚味噌(ゆうみそ)の専門店です。森まゆみ氏の持っている容れ物に入れると大した量になります。魯山人の書の看板がありますが、地味です。プラス1...
四都手帖

四都手帖2017年08月【編集中】

2017年8月の私的な愉しみと記憶葉月の京都は暑いという思い出しかないが、もちろん五山送り火が好きだった。大文字の火床へ登ったことを昨日のように思い出す。せめて五山送り火の焼印のついた本田味噌本店のインスタント味噌汁で夏をおくることにしょう...
読書時間

『定家明月記私抄』(1986)(その2)

堀田善衞『定家明月記私抄』新潮社、1986年第2刷松岡正剛氏の千夜千冊の17番で堀田善衞の『定家明月記私抄 正・続』が取り上げられていたのを読んで。少し気をとりなおす。松岡正剛氏が「こんなに先を読み進むのが惜しく、できるかぎり淡々とゆっくり...
読書時間

酒司 飛鳥のカウンター

山﨑武也『人生に必要なことはすべて茶席に学んだ』講談社、2009年岡倉天心の『茶の本』が著者の茶道の原点という。伝統に浸ることの喜びを著者は述べている。伝統賛美に少し反発を感じながらも読んでいくと、「稽古の場でも、先生がその都度、床の間に掛...
視聴時間

『花の百名山 8』(2002)

『花の百名山 8』NHKエンタープライズ21、2002年宝剣岳は厳冬期に2回行った。ロープウェイで千畳敷ホテルまで上がって、翌日の天気次第で宝剣岳や木曽駒ケ岳を登る。この山で笠松さんや松井さんが亡くなった。夏のコバイケイソウの群落の咲く周期...
古都を旅する

大悲閣

週刊新潮の「とっておき私の京都」作家の森まゆみ氏の2回目は「大悲閣」でした。大悲閣千光寺は桂川右岸の嵐山の山腹にあります。大堰川の橋の西詰の道を川沿いに歩き、モンキーセンターを見送り進んで行き、川幅が狭くなり岩が出てくると星のや京都で、その...