Goinkyodo

旅の時間

金沢散歩(その4 文楽と文豪)

あうん堂本舗を辞して、石川県立音楽堂へ向かうことにした。中の橋を渡りながら主計町茶屋街を眺める。春の桜の時期や、夜の風情を思うと散歩してみたかったが、文楽を観ることにしたのだった。浅野川が右に緩やかにカーブして流れているので浅野川に沿って歩...
旅の時間

金沢散歩(その3 あうん堂本舗)

ひがし茶屋街で食事をして浅野川大橋まで戻ったところで、ふと古本屋のことを思い出した。橋を渡って主計町へは行かずに、浅野川沿いに西へ向かうことにした。しかし、そろそろあるはずのところに古本屋が見当たらない。男の人が歩いてきて北側へ消えたので、...
古都を旅する

興聖寺

週刊新潮の「とっておき私の京都」パティシエの鎧塚俊彦氏の2回目は「興聖寺」でした。曹洞宗仏徳山興聖寺の琴坂は紅葉の名所です。鎧塚俊彦氏の子供のころの遊び場だったそうです。宇治市観光大使なのですね。プラス1は「宇治上神社」でした。本殿、拝殿と...
旅の時間

金沢散歩(その2 懐華楼)

ひがし茶屋街の志摩でぽち袋を土産に買う。紙マニアなのだと思うが、集めたことを忘れてしまうのが絵本の栗鼠と同じで、鞄の中でくちゃくちゃになって使われずに終わることが多い。記憶は失敗したことが強く残るものだ。もらった方も大概はコレクションするこ...
旅の時間

金沢散歩(その1 志摩)

石川県立音楽堂の邦楽ホールで催される文楽の昼の部のチケットを入手して、さて、昼過ぎまで散歩でもしてみることにした。昨夜のパーティーの後のダーツバーでも少し飲み過ぎたのかもしれないが、寝ているには勿体ない快晴の天気である。昨日の雨の後で冷え込...
書籍目録

2017年09月購入図書

2017年09月購入図書長月は、古書を読む予定だった。読書の秋が始まった。(購入後記)磯田道史氏が毎日新聞に書評(2017年9月3日)を書いていたので読みたくなった。「御府」は知らなかった。山本哲士氏の国家論三部作の初めに選んだ本。596頁...
書籍目録

2017年09月購入古書

2017年09月購入古書(購入後記)古書肆右左見堂で鹿島茂氏の解説がある本を購入する。帯に文学マンガとあったが、内田魯庵の名前を知らなければこのペーパーバッグを手にしないだろう。内田魯庵を巡って木村毅が丸善社史を書いていた。その外史版を購入...
古都を旅する

京都国立博物館

週刊新潮の「とっておき私の京都」パティシエの鎧塚俊彦氏の1回目は「京都国立博物館」でした。京都生まれの鎧塚俊彦氏は国内外の美術館巡りが趣味だそうです。あの色遣いはそうした下地があってのことでしたか。片山東熊が設計した京都国立博物館の本館(明...
ひととき

96「大宮そぞろ歩き」千宗室

ひととき 2017年10月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「大宮そぞろ歩き」というタイトルでした。「生乾きの洗濯物を思わす湿気が消えた」9月の末、大宮通から鞍馬口通を歩いて、ゲストハウスにマナーの注文を出した後、家元...
読書時間

『絵巻物に見る日本庶民生活誌』(1981)

戯画、伴大納言絵詞、物見高い庶民が描かれた時代だ。しかし、徳川幕藩体制は武士を権威付け、庶民に土下座を強いた。異常な武士道に気がつくのもこの絵巻物などに描かれた屈託のない庶民の笑いである。
読書時間

『城と国家』(1981)(その4)

上山春平『城と国家 戦国時代の探索』小学館、1981年Ⅲ 城と合戦戦国好きとしてはこれが一番面白かった。結構前の話だが、新鮮に読めた。上山春平によると「直接のテーマは、長篠合戦における信長の戦法の分析であるが、私自身の ねらいは、日本史上唯...
読書時間

『城と国家』(1981)(その3)

上山春平『城と国家 戦国時代の探索』小学館、1981年Ⅱ 京都の山城を探索する上山春平は還暦を前にして精力的に山城踏査した。その京都編である。私も京都一周トレイルで馬蹄形のところを回ろうと考えたこともあったが、日向大神宮から比叡山へ向かう取...
読書時間

『三木清遺稿「親鸞」』(2017)

子安宣邦編著『三木清遺稿「親鸞」』白澤社、2017年子安宣邦先生が解説を書き結語も載せている。昭和思想史研究会でテキストと共に販売していたので勿論購入した。市民講座は津田左右吉の『我が國民思想の研究』の「平民文学 上」を述べたところで、三木...
断片記憶

「人間観相学に関して」

曳舟夜話4 「人間観相学に関して」LE PETIT PARISIENで久々に曳舟夜話があった。国立西洋美術館の「アルチンボルド展」でGiambattista della PortaのDe humana physiognomonia(1586...
読書時間

『城と国家』(1981)(その2)

上山春平『城と国家 戦国時代の探索』小学館、1981年Ⅰ 山城と国家論国家論へのアプローチの復習である。上山春平は徳川幕府を「外来の律令国家の解体過程で、日本の風土から自生した国家プラン」(『埋もれた巨像』1977年)と捉えており、「『埋も...
東都手帖

東都手帖2017年10月【編集中】

2017年10月東都散策のための私的な愉しみと記憶忘れないための儀式としての東都手帖は、網羅性を追求することはない。会期があるように見えて、土日は予定がてんこ盛りなので、いつにするかが悩ましい。しかし、週末台風が2週続いたのが予想外で10月...
古都を旅する

志津香

週刊新潮の「とっておき私の奈良」AI研究者の黒川伊保子氏の4回目は釜飯専門店の「志津香」でした。黒川伊保子氏が好きになった釜飯は近鉄奈良駅の南の小西通にあった古い店の方で、小西店は2010年に大宮へ移り大宮店となっています。プラス1は「志津...
読書時間

『和菓子を愛した人たち』(2017)

虎屋文庫編著『和菓子を愛した人たち』山川出版社、2017年第3刷本書は虎屋のホームページに「歴史上の人物と和菓子」を2000年12月01日の「織田信長と金平糖」を皮切りに掲載した中から100人を選び加筆修正したものです。ホームページでは現在...
読書時間

『狐の手套』(1936)

LE PETIT PARISIENでオーナーが借りていた堀辰雄の『狐の手套』(野田書房、1936年)を読ませてもらう。紙のカバーが脆いため、回収されて箱になり、カバーはほとんど残っていないという珍品だそうです。こういう本を持つ人は愛書狂と言...
読書時間

『城と国家』(1981)(その1)

上山春平『城と国家 戦国時代の探索』小学館、1981年上山春平の国家論研究の第1のテーマは明治維新、第2のテーマは律令国家の形成であり、第3のテーマは幕藩体制の形成であるとあとがきに書いてある。本書は第3のテーマに関して「私の関心は戦国期に...