Goinkyodo

読書時間

『歴史の探究』(1968)

神山四郎『NHK市民大学叢書 歴史の探求』日本放送出版協会、1968年「私は、歴史の本に書かれている事実が実在の事実そのものではなく、実在の事実に近づこうとしながらも、なかなか近づき得ないもどかしさを、むしろ歴史学の本質だと思っている」(P...
断片記憶

読書の計画性

テーマを決めて読むことを考えただけましだったかも知れない。お陰で、読むために足りない知識とか、本の位置付けを考えたりして、ただ積読しているよりも刺激があった。もっとも、気持ちの負担もあったのでプラスマイナスで考えないといけない。毎月の書籍目...
読書時間

『古代日本と朝鮮・中国』(1988)

直木孝次郎『古代日本と朝鮮・中国』講談社学術文庫、1988年書誌情報昭和34年から昭和61年までの論考をまとめるにあたり誤植を訂正したほか若干手を加えたという。初出一覧と索引が付く。直木孝次郎が古代史で受けた衝撃について書いていた。「那珂通...
読書時間

『中国の歴史7 中国思想と宗教の奔流 宋朝』(2021)

小島毅『中国の歴史7 中国思想と宗教の奔流 宋朝』講談社学術文庫、2021年、kindle版書誌情報2005年刊行の中国の歴史シリーズを講談社学術文庫版にし、2021年に電子書籍化した。その意味で、岩波新書のシリーズ中国の歴史5巻(2019...
ひととき

141「和ちゃんと卵」千宗室

2021年7月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「和ちゃんと卵」というタイトルだった。家元が松鮨の回想をしていた。池波正太郎が書いていたが手元に本がないと不便だ。ないも同然。家元が松鮨の仕事を贔屓にしている祇園南の鮨屋...
視聴時間

『ウイスキーブレンダー輿水精一の仕事』(2007)

輿水精一『プロフェッショナルの流儀 ウイスキーブレンダー輿水精一の仕事 優等生では面白くない』NHKエンタープライズ、2007年、DVD 本編43分+特典37分週刊新潮のとっておき私の京都を読んでいて、輿水精一氏のDVDがあるのを思い出した...
古都を旅する

Bar K6

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」ブレンダーの輿水精一氏の4回目は「Bar K6」だった。輿水精一氏の飲み方は、一杯目は大概『白州』のハイボール、2杯目以降はバーテンダーと語らって決め、ストレートで自分で加水して楽しむという。K6...
読書時間

『本は私にすべてのことを教えてくれた』(2004)

谷沢永一『本は私にすべてのことを教えてくれた』PHP研究所、2004年「◯◯は私に(人生の)すべてのことを教えてくれた」とかいうタイトルは色々ある。◯◯は人によって「お茶」であったり「山」であったりする。長い付き合いがあったということだろう...
散歩時間

Dreams -to be continued- 高田賢三回顧展

Dreams -to be continued- 高田賢三回顧展 文化学園服飾博物館 2021年6月1日(火)〜27日(日)高田賢三が文化服飾学院を卒業したことを知る。2階のコレクションはアンチクチュール、直線裁ち。当時はニット使いは新しか...
散歩時間

「立木義浩写真展「遍照(へんじょう)」 ~世界遺産 東寺~」

フジフイルム スクエア 企画写真展 立木義浩写真展「遍照(へんじょう)」 ~世界遺産 東寺~ 2021年6月11日(金)〜30日(水)東京ミッドタウンのフジフィルムスクエアで立木義浩氏の東寺の写真展を観た。インタビュー動画を見ていて行くこと...
断片記憶

新しいことをする意欲が湧かない。

新しいミュージシャンの音楽を聴こうしない。新しい映画を観たり、小説を読もうとしない。新しい人間関係をつくろうとしない。こうやって先細りで老いていくのかな。やっていることは、古いブログのコピペと、英語の学習参考書。これじゃブログに書くこともな...
読書時間

『COO 遠い海から来たクー』(1993)?

景山民夫、山本二三『COO 遠い海から来たクー(Newtype garden stories)』角川書店、1993年山本二三(にぞう)氏が景山民夫の原作をイラストで書いた大型絵本。山本二三氏は美術監督として数々のアニメを手掛けている。南の海...
古都を旅する

京都市京セラ美術館

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」ブレンダーの輿水精一氏の3回目は「京都市京セラ美術館」だった。七代目小川治兵衞が作庭に関わったとされる日本庭園をバックに写真に収まっている。2020年春に京都市美術館が京都市京セラ美術館としてリニ...
断片記憶

選択、好みを知ること

養老孟司氏により、自分探しは虚しいものと知ったので、その手の話に乗らないようにしている。自分は食べ物の好き嫌いのない人間だと口では言ってきた。本当にそうかどうかはわからない。ただ、出されたものは残さないという躾の下で育ったことは確かだ。他人...
読書時間

『〈新装版〉英文読解のナビゲーター』(2021)

奥井潔『〈新装版〉英文読解のナビゲーター』研究社、2021年奥井潔は1924年に台湾で生まれ、2000年に亡くなっている。本書は近代日本が西欧文明を取り入れた宿命として、日本語が変容したことや、日本語と西欧語との緊密な関係が語られる。「明治...