古都を旅する

八坂倶楽部

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」舞踊家の井上安寿子氏の1回目は「八坂倶楽部」でした。京舞井上流五世井上八千代の後継者です。 祇園甲部歌舞練場に隣接する八坂倶楽部は、都をどりの時に庭を見ることができました。現在はイベントに使われて...
読書時間

『伝わる英語表現法』(2001年)

長部三郎『伝わる英語表現法』岩波新書、2001年、2021年第5刷 限定復刊という話で復刊したら、そく重版になったと岩波新書編集部のTwitterアカウントがつぶやいていた。SNSの影響力を感じる。読んでみると、日本人の発想法というものを深...
読書時間

『小説読解入門 『ミドルマーチ』教養講義』(2021)

廣野由美子『小説読解入門 『ミドルマーチ』教養講義』中公新書、2021年 書誌情報 本書は『批評理論入門』(2005年)の姉妹編だという。著者の主張は、小説をいかに読むかという方法を模索していくと、結局は、文学とは何かという問題に突き当たる...
読書時間

『ナポレオン フーシェ タレーラン』(2009)

鹿島茂『ナポレオン フーシェ タレーラン 情念戦争1789-1815』講談社学術文庫、2009年、kindle版 鹿島茂氏のナポレオン3世を読もうと思い、その前にナポレオン、フーシェやタレーランも論じているので繋がりがあるのだろうと思って買...
読書時間

『ギリシア哲学30講 人類の原初の思索から(上)』(2018年)

日下部吉信氏『ギリシア哲学30講 人類の原初の思索から(上)』明石書店、2018年、2021年第2刷 立命館大学名誉教授の日下部吉信氏が「同志社大学大学院文学研究科の講義科目「古代哲学史特講」の年間30回にわたる講義の講義原稿を書籍化したも...
ひととき

143「ついで参り」千宗室

2021年9月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「ついで参り」というタイトルだった。月に二度御霊神社にお参りするという。ある人から教わって祈るのは国のことが先だという。何やら国家神道の話かと思ったが、そのあたりはわから...
断片記憶

RIP JJ Sonny Chiba

2021年8月19日に千葉真一さんが亡くなった。82歳だった。新型コロナによる肺炎だという。野際陽子さんと共演した『キーハンター』のスタントや『柳生一族の陰謀』や沢田研二さんと共演した『魔界転生』の柳生十兵衛の演技が思い出深い。殺陣に新境地...
古都を旅する

倉本酒造

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」生命科学者の仲野徹氏の4回目は「倉本酒造」でした。 都祁(つげ)の倉本酒造の七代目の倉本隆司氏と向かい合って正暦寺の酒母を使った「つげのひむろ」を試飲してご満悦そうです。 プラス1は日本清酒発祥之...
読書時間

『わかったつもり』(2005)

西村克彦『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』光文社新書、2005年、2019年第28刷 帯をみると14万部突破とある。 読むというこういは、文章の前後関係の繋がりをつけることである。その場合に、スキーマを活用することでわかる状態に...
読書時間

『中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢』(2021)

鈴木由美『中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢』中公新書、2021年 『逃げ上手な若君』のマンガで北条時行の話を読む気になった。結構マニアックなテーマなのである。 山田邦和同志社女子大学教授がTwitterで感想を書いていた。 「彼の父義...