岡本彰夫 『ひととき』2020年1月号
元春日大社権宮司の岡本彰夫氏が「目分量」について『ひととき』2020年1月号に書いていました。
お酒を嗜まない岡本彰夫氏が、日本料理店で、秤で酒一合を量っているのをみて一喝したという話でした。
ドイツなどビールグラスに目盛りがある国もあるのでお国柄かもしれませんが、春日大社の元権宮司として神様にお使えした人が、一合以上の酒を入れておこぼれするのがよいと言ったのでした。酒を盛りこぼすと嬉しくなります。若い料理人にお手盛りという裁量の重要性を説いたのでした。計量外の世界が解せないと人並み以上の結果を出せず、人の心を打つことはないということでした。
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