読書時間 『データ・ドリブン・エコノミー』(2019) 森川博之『データ・ドリブン・エコノミー デジタルがすべての企業・産業・社会を変革する』ダイヤモンド社、2019年 森川博之教授のお話を月例会で聴いたので、早速、ご著書を買うことにした。 中身は一般向けのため、デジタルに詳しくなくても楽しめ... 2019.04.23 読書時間
読書時間 『欧州紀行』(1972年) 埴谷雄高『欧州紀行』中公新書、1972年、1974年第4刷 埴谷雄高がどういう人だったか忘れた。ここにあるのは半世紀前の欧州なのかと思うと、同時期の欧州を旅した記憶が断片的に浮かび上がる。埴谷雄高の同行者のT君はもしかしてと思っていたが、「... 2019.04.20 読書時間
読書時間 作家のフランチャイズ 渡辺淳一『私の京都』講談社文庫、1992年 小説家のエッセイである。以前はよく読んだが、小説そのものをほとんど手にしなくなった。京都が少し遠くなった気がして、寂しさを感じたとき、都をどりの衣装のブックカバーに目が止まったのである。 渡辺淳一... 2019.04.17 読書時間
読書時間 『堺港攘夷始末』(1992) 大岡昇平『堺港攘夷始末』中公文庫、1992年 河盛好蔵が『私の履歴書 フランス語盛衰記』(日本経済新聞、1991年)を書いた時、最初に堺事件(1868年)が3回にわたり取り上げられたことは、すでにブログに載せている。 大岡昇平の遺著である『... 2019.04.15 読書時間
読書時間 『ことばで探るアメリカ』(1993) 加藤恭子、マーシャル・ロズマン『ことばで探るアメリカ The American Mentality 日米コミュニケーション・ギャップ考』ちくま文庫、1993年 単語に着目して日米の考え方の違い論じた本。 使っている例が、時代とともに古くなる... 2019.04.14 読書時間
読書時間 『八瀬童子 歴史と文化』(2007)その2 宇野日出生『八瀬童子 歴史と文化』思文閣出版、2007年 八瀬童子の歴史は、八瀬童子と呼ばれたこの地域の人々に与えらた特権と奉仕の歴史ということができる。それらは八瀬童子会文書として伝えらてきた。 八瀬とはどんな地域なのか? 「京都市左京区... 2019.04.12 読書時間
読書時間 『八瀬童子 歴史と文化』(2007) 宇野日出生『八瀬童子 歴史と文化』思文閣出版、2007年 「八瀬(京都市左京区)は,若狭街道(鯖街道)沿い、比叡山西麓を流れる高野川一帯にある、山間の集落」(レファレンス共同データベース)である。八瀬といえばかま風呂というイメージがある。司... 2019.04.11 読書時間
読書時間 『日本の深層文化』(2009)その2 『日本の深層文化』(2009)その2 森浩一『日本の深層文化』ちくま新書、2009件 第2章 野の役割を見直す 森浩一先生が『京都の歴史を足元からさぐる』(学生社)を書いていらした時期の本だけに、ネタが重なるようにも覚える。 京の七野は北野... 2019.04.06 読書時間
読書時間 『和辻哲郎』(2009) 熊野純彦『和辻哲郎』岩波新書、2009年 何度も目にした森有正の文章から始まっている。 「ひとつの生涯の本質的なありようは、その生命の稚いない日々のうちで、すでにあますところなくとあらわれているものなのではないだろうか」(『バビロンの流れの... 2019.04.04 読書時間