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『日本の道教遺跡を歩く』(2003)

福永光司、千田稔、高橋徹『日本の道教遺跡を歩く』朝日選書、2003年 本書は朝日新聞大阪本社版の文化面に、昭和61年(1986)1月から62年(1987)4月まで、掲載された『探求・日本の道教遺跡』に大幅に加筆したものを『日本の道教遺跡』と...
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『ドイツ参謀本部』(1974)

渡部昇一『ドイツ参謀本部』中公新書、1974年、1979年第12刷 渡部昇一の「知的生活」の実践例のような本である。渡部昇一の専門は「英文法史」である。渡部昇一が「ドイツ参謀本部の歴史」を一つの「古典(クラシック)」というのは歴史的・人生的...
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『歴史とは何か』(1962)

E. H. カー、清水幾太郎訳『歴史とは何か』1962年、2018年第88刷 最初に読んだのは、大学の時だと思う。まだ、まだ、マルクス主義歴史学の影響が強かった時代に、『歴史とは何か』はイデオロギーではない歴史の見方を教えてくれた。 ケンブ...
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『吉田健一 ふたたび』(2019)

川本直,樫原辰郎編『吉田健一 ふたたび』冨山房インターナショナル、2019年第2刷 ここに来て、何故、吉田健一なのか? 1938年生まれの富士川義之氏(第一世代)以外は、みな、若い世代の執筆者(第三世代)である。川本直氏の定義によれば私は第...
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『銀魚部隊』(1938)の話

齋藤昌三『銀魚部隊』書物展望社、1938年 齋藤昌三の本の話を書いたので、もう一冊紹介しておく。『銀魚部隊』(書物展望社、1938年)は齋藤昌三の号である少雨荘第五随筆集である。なお、タイトルは時局に合わせたふりをしているが、銀魚(紙魚)部...
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『書痴の散歩』(1932)を読む

齋藤昌三『書痴の散歩』書物展望社、1932年 戦前の本が無いと思っていたのは、私の方だったかも知れない。記憶は嘘をつく。結構出てくるのは昭和思想史研究会で「大正を読む」を読み始めて、課題図書を出来るだけ出版した当時の形式で読み出してからだっ...
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『情報時代の見えないヒーロー 』(2006)

Flo Conway、Jim Siegelman、松浦俊輔訳『情報時代の見えないヒーロー ーーノーバート・ウィーナー 伝』日経BP社、2006年 ウィーナー の『サイバネティクス』を買って、話の展開を追っていくと、面白い人だと分かる。人とな...
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『普遍論争』(2008)

山内志朗『普遍論争 近代の源流としての』平凡社、2008年 ライブラリーの本を手繰っていたら、出てきた本、山内志朗氏の『天使の記号学』を買う磁力はすでに『普遍論争』(2008年)にあったのか。改めて記憶のあてにならなさを思い知る。 本書は1...
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『英語の語源』(1977)

渡部昇一『英語の語源』講談社現代新書、1977年 まえがきで渡部昇一が書いてあることが懐かしい。 「数年前に「百万人の英語」というラジオ講座で、毎週金曜日にWord Power Hour(単語力増進の時間)を1年間担当した」(P2)。私も楽...
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『日本のことばと古辞書』(2003)

山田俊雄『日本のことばと古辞書』三省堂、2003年 「闇から牛」は「闇」をどう訓むかという話で、その前振りに中谷宇吉郎がでてくるのが面白い。中谷宇吉郎は世の中の研究方法を概観して、2つの型に分類した。警視廳型の研究とアマゾン型の研究である。...