上田吉一『極光』将棋天国社、1981年、1987年第2刷
『極光(きょくこう)』とはオーロラのことである。
序文は伊藤果五段だった。若島正氏と伊藤果氏が興味を持って上田吉一氏を呼んで「京都グループ」ができたと書いてある。
この作品集は50局である。100局まとまるまで出したくなかった上田氏を説得したのは誰だったのだろう。
作品論を書いた若島正氏は『極光』を現代詰将棋のひとつの到達点という。『極光』をオーロラと読むことで、『図功』『無双』との違いが分かるという。
現代性については、二上達也氏の詰将棋に現代性が無いと批評した若島正氏である。上田吉一氏の作品の現代性を感じたいために、当時の形の詰将棋集を買って、しばらく持ち歩こうと思う。
関連情報
『将棋魔法陣 二上達也詰将棋作品集』(2015)
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