高台寺の展望台

旅の時間

理髪して、祇園へ行く。昼からワイン会であるが、その前に、八坂神社へお詣りして、工事で狭くなった南門を潜り路地を抜けて鷲峰山(じゅぶざん)高台寺へ向かった。

ちょうど百鬼夜行の提灯がそこここに下がっていた。久し振りに高台寺へ行く。ここに来るのは、桜と紅葉の時期で、以前は、ライトアップで夏の夜にも来たけれど、代わり映えしないので、足が遠のいている。

今回は、京の夏の旅で展望台が初公開されたというので、見に来たのだった。大阪城の落城の光景は見えたのだろうか。

600円の拝観料で掌美術館も観れる。まずは、祇園閣を見てスタートする。方丈は何度も見ているのだが、百鬼夜行のライトアップのために、南庭の波心庭の砂を手入れしていたのが確認できた。

開山堂の天井の龍を見て、御霊(おたまや)へ。石垣があり、城の様な感じがする。高台寺蒔絵の厨子の中には秘仏の大随求菩薩(だいずいぐぼさつ)像が安置されていると係の人が本でもって説明してくれた。

上に上がると傘亭と時雨亭である。茶室の内部が傘を広げた様に見える傘亭と二階に梯子であがる茶室は時雨亭である。一階は水屋である。

後ろに道が切り開かれていた。少し登ると展望台とは名ばかりの場所があり、西側が眺められる。北から御所、左大文字、愛宕山、西山、南側は京都タワーと京都駅が見えた。

後ろの林を透かして墓地が斜面を登っているのが見えた。当時の状況を考えると、もっと上まで行けたと考え、木々も視界を遮らなければ、天を焦がす黒煙が見えたかもしれないと思った。

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