『企業内人材育成入門』(2006)

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中原淳編著、荒木淳子、北村士朗、長岡健、橋本諭『企業内人材育成入門』ダイヤモンド社、2006年、2014年第15刷

組織内で研修を構成員に行わない組織はないであろう。しかし、OJTが中心の研修では、科学的(教育学、心理学等)な裏付けよりも、研修担当者の経験が重視される。研修のトレイナーは研修担当者の作成した指示書に基づきトレイニーにタスクを指示し、トレイニーのタスク達成をフォローすることで一つの型が暗黙のうちに伝授されるということを数タスク繰り返して終わる。トレイニーは来年のトレイナーとなる。

研修要項を作成し、それをもとにテキストを作り、講義形式の学習機会を提供した時期もあった。型に自身の持っている実務知識を流し込んだだけであり、受講者の受容まで気が回らない。

さて、私の拙い経験を書いたが、著者達の主張は、経験に基づく一家言は間違いだという。

さて、そうなると、著者達の主張を見るために、分析的読書が求められる。仕切り直しが必要なようだ。

『企業内人材育成入門』(その2)

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