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『つくられた暴君と明君』(1984)

布目潮渢『つくられた暴君と明君 隋の煬帝と唐の太宗』清水新書、1984年谷沢永一の『いつ何を読むか』KKロングセラーズ、2006年をパラパラと読み直していて引っかかった。中務哲郎・大西英之『ギリシア人ローマ人のことば』(岩波ジュニア新書、1...
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隙間時間の本

BASS AARTS,ENGLISH GRAMMAR : All You Need to Know, Oxford  University Press,2020,kindleunlimitedOxford Modern English Gr...
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『木綿以前の事』(2013)

柳田国男『木綿以前の事』青空文庫、2013年、kindle版何でもそうであるけれど、あると思っていたものを探して見つからないことで勘違いしていたことが分かる。本との付き合いが長くない若者にはそんなことはないだろうが、いたずらに馬齢を重ねると...
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2023年03月購入図書

3月弥生の購入図書はビジネス書となった。(購入後記)考えるまでもなく、MBA関係の本は部下のお節介により処分されていてないし、かといって経営学の本は読む分には楽しいが、応用がムズカシイものばかり残っている。Evernoteに貯めた略語も網羅...
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『ビザンツ帝国』(2020)

中谷功治『ビザンツ帝国』中公新書、2020年再版ビザンツ史の概説書である。ビザンツ帝国とビザンツ世界の違いを理解しながら、この千年を越える長い歴史の概説を追っていくのはかなり厳しい。目次が5頁にぎっしりと皇帝名等で詰まっており、序章の古典期...
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「CEOの時間管理」

マイケル・ポーター、二ティン・ノーリア、DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部編「CEOの時間管理 DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー論文」ダイヤモンド社、2019年、kindle版時間の品質を管理しなければ仕事を成し...
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『超デジタル世界ーーDX、メタバースのゆくえ』(2023)

西垣通『超デジタル世界ーーDX、メタバースのゆくえ』岩波新書、2023年本書の目的を「はじめに」に書いている。「この国のデジタル化は成功するのか。そのための条件は何か。ーーこの問いに答えるのが本書の目的である」(i)。結論から読みたくなる。...
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『イタリアワイナリー最上の24蔵』(2019)

川頭義之『イタリアワイナリー最上の24蔵』アートデイズ、2019年イタリアでイタリアワインの輸出斡旋業を行なっている川頭義之氏とインポーターとレストランのコラボの食事会があって、川頭義之氏が各テーブルに配ったものを読んでいる。イタリアワイン...
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『西洋書物史への扉』(2023)

髙宮利行『西洋書物史への扉』岩波新書、2023年書誌情報西洋書物史を概観する書物である。口絵の4頁はカラー写真で、目次図版に印刷所のプリンターズ・マークがある。参考文献はあるが、索引がないのが残念といえる。概説書を期待したが、また雑学が増え...
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『秀吉没後の豊臣と徳川』(2023)その2

河内将芳『秀吉没後の豊臣と徳川 京都・東山大仏の変遷からたどる』淡交社、2023年第2章 豊国臨時祭と大仏豊国極楽門とは何か秀吉が亡くなり、残された政権は大仏鎮守の豊国社を普請し、それがやがて豊国乃大明神という神号を得る。この豊国社に造られ...
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『秀吉没後の豊臣と徳川』(2023)

河内将芳『秀吉没後の豊臣と徳川 京都・東山大仏の変遷からたどる』淡交社、2023年豊臣(羽柴)秀吉の時代は朝鮮出兵があり、専制権力者が支配した時代であり、あまり関心を持てないのであるが、河内将芳氏が東山大仏を通して政権を見る視点は面白かった...
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『稽古の思想』(2019)

西平直『稽古の思想』春秋社、2019年単語帳で言葉のシンボルがつかめないと、類語辞典で用例を見て、自分のスキーマを更新することをしているが、厄介な言葉もある。「稽古」は「英語で語る場合は、training,practice,exercise...
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『真夜中の檻』(2000)

平井呈一『真夜中の檻』創元推理文庫、2000年Le Petit Parisienのオーナーさんが、読むようにと貸してくれた本である。平井呈一といっても、たいがいの人は知らないと思う。英文学の翻訳者であり、近代海外怪奇小説の紹介者であった。永...
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『中国注疏講義 経書の巻』(2022)

古勝隆一『中国注疏講義 経書の巻』法藏館、2022年第2刷中国古典を読むためのガイドブックを読んで、到達すべき点が見えたが、そのルートは、現代中国語の習得から始まる長いルートであった。白文への壁は厚いのである。昔の日本人はどうやって習得した...
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『風雅と官能の室町歌謡 五感で読む閑吟集』(2013)

植木朝子『風雅と官能の室町歌謡 五感で読む閑吟集』角川選書、2013年同志社女子大学で開催された今様の会で植木朝子(ともこ)氏のことを知った。朧谷寿先生の町家講座での案内だったと思う。その後、植木朝子氏は祇園甲部の都をどりの構成、作詞をされ...