Twitterでダンテの『神曲』を描いたドレの版画が出てきたので、『神曲 地獄篇』第10歌を読む。それだけ迫力のある画であるのでページをめくってすぐに見つけられた(p.135)。
ダンテとファリナータとの会話を読んだ。トスカーナでの皇帝党と法王党の党派争いについて記憶があやふやになっていたので、『ダンテ『神曲』講義 上』の第九回 異端の罪、暴力の罪を読む。やはり、『神曲』の訳注だけではなく、『講義』を読んで初めて深く理解できる。『神曲』に登場する人物について知るには訳注だけでは足りないが、訳注には最小限押さえておくべき知識が詰まっていることも確かだ。
注)
ダンテ、平川祐弘訳『神曲 地獄篇』河出文庫、2008年、2022年23刷
平川祐弘『ダンテ『神曲』講義 上』河出文庫、2023年
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