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『織田信忠 ーー天下人の嫡男』(2019)

和田裕弘『織田信忠 ーー天下人の嫡男』中公新書、2019年 織田信忠は天正十年(1582)に本能寺の変で二条御新造で自害したときに、二十六歳といわれている。若くして亡くなったのであまり知られていないが、信長の嫡男で、天下人の後継者であった。...
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『セレクション関口存男 和文独訳漫談集』(2019)

関口存男『セレクション関口存男 和文独訳漫談集』三修社、2019年 書誌情報 1994年の関口存男著作集を底本に以下を収録したもの。 『和文獨譯漫談集』1958年(1933年版の再刊) 和文獨譯漫談 雨傘論『獨文評論』1935年5月号 和文...
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『信長が見た戦国京都 城塞に囲まれた異貌の都』(2010)

河内将芳『信長が見た戦国京都 城塞に囲まれた異貌の都』洋泉社歴史新書y、2010年 部屋の片づけをしていたら、出てきた。付箋もペタペタと貼ってある。しかし、内容は忘れていたので、他の並行読書中の本より、先に再読することにした。5冊を抜き去っ...
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批評のポイントを識る

批評のポイントを識るために読む本を一冊をあげるとしたら、谷沢永一の書評に限る。 谷沢永一『紙つぶて 自作自注最終版』文藝春秋社、2005年 本書は昭和44年から58年にかけて新聞等の書評欄に発表した書評に、昭和60年から平成16年にかけて6...
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『渡りの足跡』(2010)再読

梨木香歩『渡りの足跡』新潮社、2010年第2刷 カバー写真が水越武氏だった。山をやっていた頃はよく写真集を見ていた。 以前に読んだ時からかなり時間が経って、すっかり忘れていた。買ったことすら忘れている本が多いことからすれば、手離すことなく二...
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『〈英文法〉を考える』(1995)

池上嘉彦『〈英文法〉を考える』ちくま学芸文庫、1995年、2009年第8刷 書誌情報 筑摩書房より1991年に刊行された本の文庫化したものである。 5文型という呪縛について、池上嘉彦氏が書いていたことを読んだときは、英語教育の長さを感じたも...
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『英文法詳解』(1998)

杉山忠一『英文法詳解』学習研究社、1998年、2002年第7刷 江川泰一郎の『英文法解説 改訂三版』(金子書房、1991年、2002年第19刷)は安西徹雄の『翻訳英文法』(バベル・プレス、1982年、2002年新装版第15刷)とコンビで使う...
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『翻訳英文法』(1982)

安西徹雄『翻訳英文法』バベル・プレス、1982年、2002年新装版第15刷 書誌情報 書名を変えて文庫化されている。 『英文翻訳術』(ちくま学芸文庫、1995年) しかし、『翻訳英文法』も2008年版が出ているのは、文字が大きいからであろう...
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『内藤湖南への旅』(2011)

粕谷一希『内藤湖南への旅』藤原書店、2011年 「湖南の墓は京都の法然院にある」(P70)と粕谷一希(かすや・かずき)が書いていた。内藤湖南は京都帝国大学(現 京都大学)を退官後、京都府相楽郡瓶原村(みかのはらむら)に隠棲したのは、どこかで...
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『英文をいかに読むか』(1959)

朱牟田夏雄『英文をいかに読むか』文建書房、1959年、1988年第64刷 大ベストセラーであろう。研究社で2019年夏に新装版がでる。 3編から成っている。 第一編 総論 13-46 英文解釈の心ぐみ 第二編 演習 49-274 第三編 作...