中村眞一郎『夏』新潮社、1978年
玉ノ井カフェで甘夏の苦味が残るマーマレードをトッピングしたアイスクリームを食べながら付いていた辻邦生との対談を読む。シャッターを下ろして金藤みなみさんが絵を描いていたので、少し部屋の中が暗かった。
辻邦生が中村眞一郎を先生と呼ぶのでどういう関係かと読み進めると、中村真一郎が東大の講師になった最初の年(1949年)に辻邦生が入学し習ったのであった。
本題の『夏』であるが、冒頭のところで挫折した。上下二段は文庫本並の文字で薄暗い部屋の中で読むのは辛い。店を出てからはソファに置いたままになっている。夏も終わりそうな天気だ。
そういえば中村眞一郎の『頼山陽とその時代』はどこに行ったのだろう。花火の前の片付けあたりで見かけなくなった。
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