『観応の擾乱』(2017)

読書時間

亀田俊和『観応の擾乱 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い』

著者の一般書を買うのも6冊目になった。ということは全てということ、あとは博論の専門書だが、これは私には難しいだろう。他に読みたい本が数珠繋ぎなのだ。

著者は観応の擾乱を広義に解釈している。そして室町幕府の政策担当能力に言及して観応の擾乱の意義を述べている。

「高師直や足利直義の敗死という多大な犠牲を、払いながらも、観応の擾乱という試練を克服したことによって室町幕府は政権担当能力を身につけ、足利尊氏も名実ともに征夷大将軍となつまたのである」と結論している。

コメント

タイトルとURLをコピーしました