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『京都異界紀行』(2019)

西川照子『京都異界紀行』講談社現代新書、2019年 もう、京都本は買わないと書いてから、どれだけ買ったことだろう。今度も、本屋に平積みしてあったので、買ってしまった。西川照子氏の文章を読むのは久しぶりだ。『幻の、京都』(光村推古院、2014...
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『部分と全体』(1974)その2

W. ハイゼンベルク、湯川秀樹序・山崎和夫訳『部分と全体 私の生涯の偉大な出会いと対話』みすず書房、1974年、2002年新装版第4刷 第2章 物理学研究への決定(1920年) ハイゼンベルクはミュンヘン大学で数学を勉強することに決めて、数...
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『部分と全体 私の生涯の偉大な出会いと対話』(1974)

W. ハイゼンベルク、湯川秀樹序・山崎和夫訳『部分と全体 私の生涯の偉大な出会いと対話』みすず書房、1974年、2002年新装版第4刷 何かの縁で買ってから玄関にずっと置いてあったのを手に取る。もっと早く手に取るべきだったか。まるでプラトン...
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『藤原不比等』(1986)

上田正昭『藤原不比等』朝日選書、1986年 書誌情報 1978年に朝日評伝選として刊行したときのあとがきの日付は1976年1月10日である。朝日選書とするに当たり若干の誤植補訂をしたと書いてあるあとがきは1986年10月である。 藤原不比等...
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『東京の昔』(1976)

吉田健一『東京の昔』中公文庫、1976年 解説で入江隆則氏が「さて、「東京の昔」という作品は、冒頭の第一行目に書かれている通り、主人公が「本郷信楽町に住んでいた頃の話」で、内容から考えるとたぶん昭和の初期から昭和十年代の前半ぐらいの時期を思...
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『覇王 信長の海 琵琶湖』(2019)

中井均,太田浩司・松下浩・東幸代『覇王 信長の海 琵琶湖』洋泉社歴史新書、2019年 通勤読書で読み終える。10頁でヘタれることもあり、なかなか読み進まなかった。 本書は琵琶湖を掌握した信長の話が中心で、安土城についての理解が深まった。信長...
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『第2言語習得のメカニズム』(2003)

ロッド・エリス、牧野髙吉訳『第2言語習得のメカニズム』ちくま学芸文庫、2003年 書誌情報 Rod Ellis, Second Language Acquisition , Oxford University Press, 1997. をち...
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『五木寛之の金沢散歩』(2015)

五木寛之『五木寛之の金沢散歩』講談社、2015年 五木寛之氏が金沢に住んでいた若い頃のことや、その後に訪れた日々のことが綴られている。彼が編集や制作の仕事をやめて、金沢へ移り、小説家として再生していくところがいい。 昔だけでなく、近頃のこと...
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『五木寛之の新金沢小景』(2005)

五木寛之監修、テレビ金沢編『五木寛之の新金沢小景』北國新聞社出版局、2005年、2006年第2版第1刷 金沢文芸館の3階で金沢に関する本棚を見上げたら、井上雪氏の本が見えた。懐かしい金沢の本の背表紙を眺めてから、泉鏡花文学賞のコーナーへ行っ...
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『私の日本地図14 京都』(2010)

宮本常一『私の日本地図14 京都』未來社、2010年 宮本常一(みやもと つねいち)は山口県の周防大島の生まれである。京都へ何度もお参りしたという。土地のものは本山参りで京都にお参りするものが多いと書いていた。京参りという。お上りさんである...