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『知の光を求めて』(2000)

今道友信『知の光を求めて ーー哲学者の歩んだ道』中央公論新社、2000年再版 インペリウムの下の哲学者が何を扱うのか興味があったが、今道友信氏の学問を振り返る伝記のような本を読んでいたら、安倍能成氏から今道友信氏への忠告の話が出てきた。 「...
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『哲人たちの人生談義』(2022)

國方栄二『哲人たちの人生談義 ストア哲学をよむ』岩波新書、2022年 通勤時間に読むにしては内容が重いのである。それでも読むのは、山本芳久著『アリストテレス『ニコマコス倫理学』』(NHK出版、2022年、kindle版)に幸福の議論があった...
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久しぶりのドラッカー

P.F.ドラッカー、上田惇生訳『ドラッカー名言集 仕事の哲学 最高の成果をあげる』ダイヤモンド社、2003年 仕事に関するドラッカーの名言を上田惇生氏が約200抽出したものであるとあとがきに書いている。実際には183であり通勤時間で気軽に読...
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『遥かなノートルダム』(1967)

森有正『遥かなノートルダム』筑摩書房、1967年、1973年第20刷 青春というものがあったとすれば、その時代の本である。もう、既に忘れてしまっているので、青春の読書ではなくで、老後の読書であろう。 ノートルダムを扱った3本のエッセイの他、...
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『イソクラテスの修辞学校 西洋的教養の源泉』(2020)

廣川洋一『イソクラテスの修辞学校 西洋的教養の源泉』講談社学術文庫、2020年、kindle版 プラトンのアカデメイアより早くイソクラテスの学校がアテナイに開設された。しかし、一代で終わってしまったイソクラテスの学校については場所も定かでな...
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『改訂版 美学・芸術学研究』(2019)

青山昌文『改訂版 美学・芸術学研究』放送大学教育振興会、2019年 書誌情報 本書は放送大学の「印刷教材」である。2013年に刊行された『美学・芸術学研究』に、必要最小限の改訂を加えた改訂版であるという。2019年の放送講義がラジオ講義にな...
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『王朝の残映』(1992)

角田文衞『王朝の残映 平安時代史の研究 第三冊』東京堂出版、1992年 多分、三省堂で買ったと思う。京都から持ってきたとは思えない。本文503ページと重い本である。 「新古今的なもの」を読んでいたら、風巻景次郎の『新古今時代』(人文書院、1...
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『京都の精神』(2005)

梅棹忠夫『京都の精神』角川ソフィア文庫、2005年 書誌情報 本書のタイトルは京都新聞創刊百周年記念シンポジウム「謎の古代 京・近江ーー京滋文化の源流を探る」の記録 第三回「京滋文化の創造と伝統」シンポジウム 1980年1月26日 於京都産...
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『汽車旅の酒』(2015)

吉田健一『汽車旅の酒』中公文庫、2015年、2021年7刷 書誌情報 「本書は、著者の鉄道旅行とそれにまつわる酒・食のエッセイを独自に編集し、短編小説二編「東北本線」「道端」、観世栄夫「金沢でのこと」(『吉田健一著作集』20巻月報・1980...
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『LE PETIT PARISIEN』(2022)その4

石川順一『LE PETIT PARISIEN』LE PETIT PARISIEN、2022年 LE PETIT PARISIENの上装本をめくると見返しはLe Petit Parisienが貼られていた。30部全て異なるので同じ本はないこと...