読書時間

読書時間

『論語』(1985)

桑原武夫『論語』ちくま文庫、1985年 書誌情報 筑摩書房より、1974年『中国詩文選4論語』として刊行、のち1982年に単行本として再刊したものをちくま文庫とした。学而第一より郷党第十まで漢文、書き下し、解説が書かれている。私と『論語』と...
読書時間

『京の社』(2022)

岡田精司『京の社 神と仏の千三百年』ちくま学芸文庫、2022年 書誌情報 あとがきによると、1993年に、大阪毎日文化センターで「京の社」と題して、24回にわたって行った講座を基に書き下ろしたとある。 2000年に塙書房で刊行したものをちく...
読書時間

『宝篋印塔の起源 続五輪塔の起源』(1966)

藪田嘉一郎『宝篋印塔の起源、続五輪塔の起源』綜藝舎、1966年、1975年第6版 宝篋印塔の起源を述べるために釈道喜の「宝篋印経記」の写本の幾つかを対校することから、論考が始まる。漢文が読めないのでいきなり5ページで躓くことになる。史料を扱...
読書時間

『新人生論ノート』(2005)

木田元『新人生論ノート』集英社新書、2005年、2010年第4刷 木田元の語学の勉強法を丸山有彦氏がブログで紹介していたので、読んでみようと思った。本当に私はシツコイ性格なのだろう。それは、第三章 記憶について に書いてあった。丸山氏の紹介...
読書時間

『大政所と北政所』(2022)その2

河内将芳氏『大政所と北政所ーー関白の母や妻の称号はなぜ二人の代名詞になったか』戎光祥選書ソレイユ、2022年 河内将芳氏の「秀吉生母大政所の病と畿内近国の寺社」、奈良歴史研究会『奈良歴史研究』第93号 2022年6月10日を取り寄せて読んだ...
読書時間

『奈良歴史研究』第93号

河内将芳「秀吉生母大政所の病と畿内近国の寺社」、奈良歴史研究会『奈良歴史研究』第93号 2022年6月10日 ISBN番号はあるがバーコードがない雑誌を取り寄せてまで読む気になったのは、河内将芳氏が『朱』第64号 2021年で「秀吉生母大政...
読書時間

『知の光を求めて』(2000)

今道友信『知の光を求めて ーー哲学者の歩んだ道』中央公論新社、2000年再版 インペリウムの下の哲学者が何を扱うのか興味があったが、今道友信氏の学問を振り返る伝記のような本を読んでいたら、安倍能成氏から今道友信氏への忠告の話が出てきた。 「...
読書時間

『哲人たちの人生談義』(2022)

國方栄二『哲人たちの人生談義 ストア哲学をよむ』岩波新書、2022年 通勤時間に読むにしては内容が重いのである。それでも読むのは、山本芳久著『アリストテレス『ニコマコス倫理学』』(NHK出版、2022年、kindle版)に幸福の議論があった...
読書時間

久しぶりのドラッカー

P.F.ドラッカー、上田惇生訳『ドラッカー名言集 仕事の哲学 最高の成果をあげる』ダイヤモンド社、2003年 仕事に関するドラッカーの名言を上田惇生氏が約200抽出したものであるとあとがきに書いている。実際には183であり通勤時間で気軽に読...
読書時間

『遥かなノートルダム』(1967)

森有正『遥かなノートルダム』筑摩書房、1967年、1973年第20刷 青春というものがあったとすれば、その時代の本である。もう、既に忘れてしまっているので、青春の読書ではなくで、老後の読書であろう。 ノートルダムを扱った3本のエッセイの他、...