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『LE PETIT PARISIEN』(2022)その3

石川順一『LE PETIT PARISIEN』LE PETIT PARISIEN、2022年 LE PETIT PARISIENの上装本の豚革に押した刻印の中で印象的なのはパリ市の紋章である。王冠とガレー船である。2匹のドラゴンに支えられて...
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『LE PETIT PARISIEN』(2022)その2

石川順一『LE PETIT PARISIEN』LE PETIT PARISIEN、2022年 LE PETIT PARISIENの仮綴本アンカットのためにペーパーナイフを探した。GEOFFREY BEENEの金鍍金のものが道具箱の中にあった...
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『LE PETIT PARISIEN』(2022)

石川順一『LE PETIT PARISIEN』LE PETIT PARISIEN、2022年 LE PETIT PARISIENのオーナーさんから、仮綴本アンカットを一冊頂いた。シリアルは105である。 オーナーさんが、全精力を注ぎ込んで作...
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『養老孟司の人間科学講義』(2008)

養老孟司『養老孟司の人間科学講義』ちくま学芸文庫、2008年 書誌情報 解説が内田樹氏である。 あとがきを読むと、雑誌「ちくま」に一年間連載したものが元になっている。 「連載のときと、本にまとめるときでは、考えがかなり違ってしまった。だから...
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『現代のアレオパゴス』(1972)

森有正、古屋安雄、加藤常昭『鼎談 現代のアレオパゴス 森有正とキリスト教』日本基督教団出版局、1973年、1976年3版 書誌情報 本書は1972年秋、森有正氏(パリ大学教授、国際基督教大学客員教授 当時)が古屋安雄氏(国際基督教大学教授 ...
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『パーミッション・マーケティング』(2011)

セス・ゴーディン、谷川漣訳『パーミッション・マーケティング』海と月社、2011年 書誌情報 PERMISSION MARKETING by Seth Godin 1999を翻訳したのはブランディング・コンサルティングの阪本啓一氏だった。この...
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『歴史とは何か』(2022)

E.H.カー、近藤和彦訳『歴史とは何か』岩波書店、2022年 書誌情報 E.H.カーの『歴史とは何か』は清水幾太郎訳で岩波新書として1962年に刊行された。私の手元の本の情報は2018年第88刷とある。ロングセラーである。近藤和彦氏は第2版...
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『さまよえる歌集 赤人の世界』(1974)その2

梅原猛『さまよえる歌集 赤人の世界』集英社、1974年 万葉仮名版の赤人集が気に入って暫く遊んでから、梅原猛の本に戻った。山部赤人の50首のうち44首が取り上げられていた。 梅原猛は柿本人麻呂を『水底の歌』(1973)で論じた。万葉集につい...
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『万葉集の考古学』(1984)その2

森浩一編『万葉集の考古学』筑摩書房、1984年 森浩一氏が他に「菟原処女の墓と敏馬の浦」を書いていた。高橋連虫麻呂の「菟原処女(うないをとめ)の墓を見る歌」(『萬葉集』1809)は、先の『万葉集に歴史を読む』(2011年)の第六章 天平八年...
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『万葉集の考古学』(1984)

森浩一編『万葉集の考古学』筑摩書房、1984年 森浩一氏の「磐代と有間皇子」を読むために取り寄せたのであるが、「気多大社と寺家遺跡」を上田正昭氏が書いていたので、ラッキーでもあった。 「有間皇子は、孝徳天皇のたった一人の皇子で、皇位継承の有...