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『和歌とは何か』(2009)の読み方

渡部泰明『和歌とは何か』岩波新書、2009年、2013年第3刷 あらゆることを問い始めると、基本的なことが分からないことだらけであること分かる。通常、「和歌とは何か」と問う人はない。三十一文字による詩であること以上に説明を付け加えようとすれ...
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『プリンキピアを読む』(2009)

和田純夫『プリンキピアを読む ニュートンはいかにして「万有引力」を証明したのか?』ブルーバックス、2009年 『構想力とは何か』(2018年)を読んでいたら、ニュートンが「万有引力」を思いついたエピソードを構想力の例としてあげていた(P71...
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「奈良絵本私考」を読む

反町茂雄『日本の古典籍 その面白さ その尊さ』(八木書店、1984年、1993年第3刷)を本棚から取り出してきて、「奈良絵本私考」を読む。 「奈良絵本私考」は 1979年に私刊700部が『C. ビーティ ライブラリー蔵日本絵入本及絵本目録(...
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読書ノート003

鎌田東二、南直哉『死と生 恐山至高対談』東京堂出版、2017年 第1章 出会い 第2章 恐山 死と生の場所 第3章 危機の時代と自己 第4章 生きる世界を作るもの 第5章 リアルへのまなざし 第6章 生命のかたち 2019/01/11 第4...
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読書ノート002

鎌田東二、南直哉『死と生 恐山至高対談』東京堂出版、2017年 第1章 出会い 第2章 恐山 死と生の場所 第3章 危機の時代と自己cw 第4章 生きる世界を作るもの 第5章 リアルへのまなざし 第6章 生命のかたち 2019/01/09 ...
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読書ノート001

鎌田東二、南直哉『死と生 恐山至高対談』東京堂出版、2017年 メモをとってなかったので、読み直すことにする。 対談は2016年10月28日恐山菩提寺 2017年2月23日上智大学グリーフケア研究所鎌田研究室 第1章 出会い 第2章 恐山 ...
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『天文法華一揆』(2009)再読

今谷明『天文法華一揆 武装する町衆』洋泉社新書MC、2009年 今谷明氏が事件史叙述として、西欧の歴史家に倣って書いた一般書である。 あとがきで「十六世紀の中葉、ユーラシア大陸の両端で奇妙に類似した二つの宗教弾圧事件が起った。一つは一五三六...
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『承久の乱』(2018)

坂井孝一『承久の乱 真の「武者の世」を告げる大乱』中公新書、2018年 書誌情報 本文は序章、終章で挟まれた6章からなり主要参考文献と関連略年表が付い277頁と少し厚い。地図や系図も豊富で、適度にルビが振ってあり安心して読んでいける。それで...
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『城から見た信長』(2015)再読

千田嘉博、下坂守、河内将芳、土平博『城から見た信長』ナカニシヤ出版、2015年 河内将芳氏は「義昭のために「武家御城」を築いた信長がなぜ、みずからの城を京都に構えなかったのか、その理由をあきらかにしてくれる史料は残されていない」(P93)と...
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『古都の門』(1967)

文/中村直勝、写真/葛西宗誠『古都の門』淡交社、1967年 本をパラパラとめくっていくと含蓄のある言葉がでてきた。「阿登雅喜」とあるのは誰のことかとGoogleで検索したが出てこない。そうだったのかと納得する。 歴史家の中村直勝が書いている...