読書時間

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『美意識を磨く』(2020)

山口桂『美意識を磨く』平凡社新書、2020年オークション会社の代表の書いた本です。この人の父は美術史家、しかし、本人は広告代理店に勤めるサラリーマンでしたが、英語もできないのにクリスティーズに誘われるままに入ってしまいます。大丈夫? と聞き...
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『室町時代の祇園祭』(2020)

河内将芳『室町時代の祇園祭』法藏館、2020年河内将芳氏の本と私河内将芳氏の本を読むのは楽しい時間です。結構なペースで本を書いておられるため過去も色々と読んできました。一般書は気晴らしに読めるので続けられるのだと思います。専門書を読むだけの...
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『天皇の歴史8 昭和天皇と戦争の世紀』(2018)その3

加藤陽子『天皇の歴史8 昭和天皇と戦争の世紀』講談社学術文庫、2018年第4刷昭和を読む意味この時期に、昭和を読むことの意味を考えさせられます。戦争と平和の時代であった昭和を我々は忘れ始めているのではないのでしょうか。そもそもちゃんと振り返...
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『天皇の歴史8 昭和天皇と戦争の世紀』(2018)その2

政治的人間政治的人間について、加藤陽子氏はマックス・ヴェーバーと武田泰淳の考えを取り上げていました。マックス・ヴェーバーの「職業としての政治」に見える政治的人間は情熱、判断力、責任感をもって「国家の指導、その指導に影響力を与えようとする行為...
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『天皇の歴史8 昭和天皇と戦争の世紀』(2018)

加藤陽子『天皇の歴史8 昭和天皇と戦争の世紀』講談社学術文庫、2018年第4刷書誌情報天皇の歴史全10巻のうちの第8巻、2011年刊行を文庫化するに当たり、「補章ーー象徴天皇の昭和と平成」として原稿用紙約百枚分を新たに追加している。文庫版の...
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『英文読解のグラマティカ』(2018)

富士哲也『英文読解のグラマティカ』論創社、2018年、2019年第2刷書誌情報『英文読解のグラマティカ』(論創社 2008年)に加筆し、修正を加えてたもので、2色刷りです。索引はありませんが構成が明確な作りの本です。学習参考書としては高度な...
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『エンデと語るー作品・半生・世界観』(1986)

子安美知子『エンデと語るー作品・半生・世界観』朝日選書、1986年、1987年第7刷ミヒャエル・エンデ氏に対する子安美知子氏のインタビューがされたのは、1985年7月22日で、エンデ夫人が急死したのは3月のことだった。「『朝日ジャーナル』誌...
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『100分de名著 ミヒャエル・エンデ モモ』(2020)

河合俊雄『100分de名著 ミヒャエル・エンデ モモ』NHK出版、2020年序章を読んでいくと、子安美知子『エンデと語る』(朝日選書、1986年)が出てきたのでポチしてしまいました。児童文学のベストセラー作家とのインタビューを読みたくなりま...
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『オスカー・ワイルドで学ぶ英文法』(2020)

倉林秀男、原田範行『オスカー・ワイルドで学ぶ英文法』アスク出版、2020年ピーター・バラカン氏の朗読をタダで聴くのは悪いと思ったので購入しました。360頁と何気に厚い本です。" The Happy Prince "は随分と昔に読みましたが、...
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『忘れられた日本』(2007)

ブルーノ・タウト、篠田英雄編訳『忘れられた日本』中公文庫、2007年ブルーノ・タウトが桂離宮及び伊勢神宮について書いたものを読むには篠田英雄編訳が便利だ。ブルーノ・タウトが日本に滞在していた1933年から1936年に出版された本について、『...