断片記憶

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下緒の結び方

全日本刀匠会『写真で覚える日本刀の基礎知識』株式会社テレビせとうちクリエイト、2006年、2009年第4刷 この本は下緒(さげお)結び方を解説している稀有な本である。若旦那の居合刀の下緒を作るために、知人の奥様を案内して京都へ何度か行ったこ...
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古書修理

戸高一成氏「古書修理」(週刊新潮、2017年5月18日号)は、古書を分解して修理する話である。その経験により戸高氏は「本は、内容さえ同じならそれでよいという向きもあるが、私はそう思わない。本は、印刷、製本、用紙、デザイン、そして函、カバー、...
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読書ほど得なことはない

藤原正彦氏の管見妄語「読書ほど得なことはない」(週刊新潮、2017年5月18日号)は、奥さんの藤原美子氏に「あなたは筆が遅い」と言われたこと対して、これ以上速く書けない理由があると書いている。 藤原正彦氏は日本の諜報に関する作品を書いていた...
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『花の百名山 6』(2002)

『花の百名山 6』NHKエンタープライズ21、2002年 三ツ峠山はクライミングのゲレンデとして春に行ったものだ。富士山が見えて気持ち良いが、浮石が落ち切るまでは落石に注意が必要だ。冬は裏三ツ峠の滝でアイスクライミングをした。 このDVDの...
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「知的生活」とは何か

「知的生活」とは 故渡部昇一氏のいう「知的生活」というのは考えてみればよく分からない言葉だ。P.G.ハマトンのThe Intellectual Lifeからきていると思われる。「方法」はhow-toではなくwayであろう。 渡部昇一は「知的...
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渡部昇一氏逝く

2017年4月17日に渡部昇一氏が亡くなった。86歳だった。 私は、知的生活の方法に憧れたので『知的生活の方法』(1976)『続 知的生活の方法』(1979)『知的余生の方法』(2010)『実践・快老生活』(2016)を読んできたが、最後の...
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大岡信氏逝く

大岡信『朝日評伝選4 岡倉天心』朝日新聞社、1975年 大岡信氏が亡くなった(2017年4月5日)。 事務所へ行き本を探そうと書棚を見たが、目的とは違う本に目が止まった。岡倉天心について書いた本である。大岡信は美術史家でもないし、思想家でも...
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『発想法 創造性開発のために』(1967年)

川喜田二郎『発想法』中公新書、1967年、1979年第47刷 『発想法』(1967年)を読み直す機会があった。大学を出てから買った本である。これをAction for Readingで読むという会だった。いったい何十年振りに読み返す本である...
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分からないこと

話したいとこがあると呼び出されたら、事務所を辞めるという話だった。2000年からの付き合いだが、最近は脚を痛めたらしく、お誘いがなかった。飲み屋で何度かすれ違っていたらしい。肩の荷を下ろしたように酒が進む。 マニュアルは扱い方次第で人を苦し...
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『武田氏滅亡』(2017)

平山優著『武田氏滅亡』(角川選書、2017年)を買う。750ページと分厚い本にブックカバーつけてもらう。さて、しばらくはバックがパンパンになるな。 平山優氏の本がだいぶ増えたなと思う。長篠の闘いから、天正壬午の乱まで読んできた。あとがきにあ...