断片記憶 青木繁の挿絵 LE PETIT PARISIENで『青木繁展』(2011年)の図録を見ていたら、オーナーが貝原益軒の『女大学』を出してきて、東京書林の和綴本だが、出版年代を調べてもらっているという。見てみると板本であるので明治時代と分かるくらいだ。 次に... 2017.07.24 断片記憶
断片記憶 幸福を感じるための作法 久しぶりに以前よく行ってた居酒屋へ顔を出した。店内は改装して広くなった。何もかも新しく感じた。柱の側に通されたが、以前あった千社札の貼られた柱は綺麗になっていた。小上がりもテーブル席になっていた。 どこか野暮さの残る品書きを見ながら、居心地... 2017.07.05 断片記憶
断片記憶 大内延介九段逝く 将棋の大内延介九段が2017年6月23日に死去された。 大内延介九段を見たのは、兼田睦美氏が優勝した高校将棋選手権の時だ。大山康晴名人と一緒に指導に来られていた。主催は昭和薬科大学で白樺湖畔の校舎が会場だった。あの時声を掛けられたのを覚えて... 2017.06.28 断片記憶
断片記憶 市民講座は休講となった。 第4土曜日は本来なら子安先生の市民講座の日だが、美知子夫人が病気で入院しているため6月7月は中止になった。病名がうっ血性心不全と聞いたことがあると思ったら、母親の病気と同じだった。お大事になさってください。ということで迂闊にも日程を入れたま... 2017.06.25 断片記憶
シガモノ 紀貫之の墓をやり過ごす 目崎徳衛『人物叢書 紀貫之』吉川弘文館、1961年、1985年新装版 紀貫之の最初の伝記であるという。歴史家であるため歌人とは違った観点の本となる。当時は子規の毒が回っていたので、古今集そして紀貫之の評判は頗る悪かった。目崎徳衛は紀貫之をど... 2017.06.20 シガモノ断片記憶
断片記憶 片付けの先 若者二人に手伝ってもらい、外に出す本を選別した。ビジネス書はそれほど残ってなかった。去年出したのだろう。むしろ紙屑の多さを実感した。京都の思い出の紙々を見ていると、過ごした時間を想いやらざるを得ない。京都の本を外に出す本に入れて、下の箱から... 2017.06.19 断片記憶
断片記憶 RIP Yoko Nogiwa RIP Yoko Nogiwa 野際陽子さんが2017年6月13日に亡くなられた。 昔、テレビでキーハンターを見ていたことを思い出す。非常のライセンスを歌う彼女の理知的な風貌に憧れたのもだった。 ご冥福をお祈りいたします。 2017.06.17 断片記憶
断片記憶 『全国女性街ガイド』(2016) 渡辺寛『全国女性街ガイド』(カストリ出版、2016年)というタイトルの豆本を相方からもらう。『吉田類の酒場放浪記』という番組に対抗して『おんな酒場放浪記』ができて、男女同権を主張する立場からは、『男の街』があろうと思ってググると、宮史郎の『... 2017.06.16 断片記憶
断片記憶 『日本の歴史16 天下泰平』(2009) 横田冬彦『日本の歴史16 天下泰平』講談社学術文庫、2009年、2014年第3刷 序章「天下泰平」の時代 早稲田の研究会で子安宣邦先生があげられていた本だ。序章「天下泰平」の時代は古活字版『大坂物語』から始まる。横田冬彦氏は「この書に刊記は... 2017.06.14 断片記憶
断片記憶 冬の高野山 竹内信夫『空海入門 弘仁のモダニスト』ちくま学芸文庫、2016年 竹内信夫が冬の高野山で『空海入門』を書いた。空海が愛した「高野(たかの)」という「平原の幽地」を実感するため、敢えて空海と同じく、冬の高野山に住むことにしたのである。参拝者と... 2017.05.26 断片記憶