断片記憶

断片記憶

松のみどり

川端康成『古都』新潮文庫、1968年、2008年第94刷文庫本のカバーがケルスティン・ティ二・ミウラだった。単行本では東山魁夷の「冬の花」が口絵だとあとがきに書いてあった。新聞連載時の挿絵は小磯良平だ。そういう本もあればいいと思う。「松のみ...
断片記憶

編集は思想である

谷沢永一・渡部昇一『人間は一生学ぶことができる 佐藤一斎「言志四録」にみる生き方の知恵』(PHP研究所、2007年)「岩波文庫の『紫禁城の黄昏』で虫喰ったように記述を省いたのと同じですね。それは書評するに足ります。」(渡部昇一)渡部昇一氏の...
断片記憶

TOP HATを観る

赤坂ACTシアターで宝塚宙組のTOP HATを知人と観る。テンポが良く楽しい3時間だった。ACTカフェでRansonを2杯飲む。帝国劇場のなんちゃってフレシネではないのが嬉しい。しかし、ACTシアターはちょっと狭いので30分のインターミッシ...
断片記憶

本を読む順序

安東次男『完本 風狂始末―芭蕉連句評釈』ちくま学芸文庫、2005年研究所の本棚にお前立ち宜しくあった。若者が段ボール箱から本棚へ移したものだ。よくぞ持っていたなと思う。10年前の本であるがAmazonでは倍くらいしている。谷沢永一氏が70代...
断片記憶

錦糸公園で花見をする

錦糸公園で花見をする。もう何年も繰り返してきたイベントだ。季節の変わり目に乾杯する。
断片記憶

色はあちらからくる

断片記憶

フリーペーパー 鶴と亀

LE PETIT PARISIENの石川さんに教えてもらったのだが、長野県飯山市のフリーペーパー『鶴と亀』は何もないけとジイさんバアさんの笑顔がなんとも素敵だ。昔のピッカリコニカの婆さんで知られた故増山たづ子さんの写真を思い出した。増山たづ...
断片記憶

『北岳・甲斐駒と黒部の岩場』(1981)

岡田昇『北岳・甲斐駒と黒部の岩場』山と渓谷社、1981年掃除していたらキャノンフォトサークルの下から出てきた。2002年1月に奥穂高岳で行方不明になった岡田昇氏が見つかったという話は聞いていない。1980年7月から10月にかけて著者が登攀し...
断片記憶

本の後ろから駒

掃除をしていたら将棋の駒が出てきた。箱は上蓋だけだ。駒袋に入っている駒は彫埋の技法で作られた敬作だった。本所の佐藤敬商店で40年近く前に手に入れたのだった。16日か17日にでも将棋会館に行って椿油を手に入れよう。なんか得した気分だ。
断片記憶

雑然としたなかに

クローズアップ現代で田原総一朗氏のオフィスが写っていた。机の上の山となった本が印象に残った。司馬遼太郎記念館の書斎も本が積んだままだった。作業中はそれでよい。一区切りつけば片付ければよいからだ。こちらは机がないので、平積みになっていて、なん...
断片記憶

謹賀新年2015

明けましておめでとうございます。今年も本とともに暮らします。
断片記憶

色彩の形而上学

2014年12月27日の若松英輔氏の連続講座「叡知の台座 井筒俊彦と近代日本」の第6回は「色彩の形而上学 志村ふくみと井筒俊彦」だった。東京堂書店の6階の東京堂ホールは満席だった。志村ふくみ氏の糸を一箱見せてもらえた。肉眼で見る色は素晴らし...
断片記憶

「論語塾」

「伊藤仁斎とともに「論語」を読もう」に参加する。第18回2014年11月29日①『論語』雍也篇2②顔淵篇3雍也第六の第十一章で「子謂子夏曰、女為君子儒。無為小人儒。」とある。論語で「儒」はここでしか使われていないが、儒とは何かは子安宣邦先生...
断片記憶

大氷壁へ挑む 谷川岳・一ノ倉沢

『大氷壁へ挑む 谷川岳・一ノ倉沢』NHKエンタープライズ、2011年谷川岳一ノ倉沢滝沢第三スラブに挑戦する廣川健太郎さんがかっこいい。マッターホルン北壁で足の指3本を切る凍傷にかかってから、1年で驚異的な回復だった。2010年2月14日の登...
断片記憶

黒部川上の廊下・赤木沢

『アドバンス山岳ガイド 黒部川上の廊下・赤木沢 沢登りの最高峰を志水哲也が案内する』山と渓谷社、2010年黒部川下の廊下の番組をBSで見て、暫く振りに見てみた。写真家というよりは登山家の志水哲也さんが、上の廊下を案内する。黒部の第一人者とし...