『北岳・甲斐駒と黒部の岩場』(1981)

断片記憶

岡田昇『北岳・甲斐駒と黒部の岩場』山と渓谷社、1981年

掃除していたらキャノンフォトサークルの下から出てきた。2002年1月に奥穂高岳で行方不明になった岡田昇氏が見つかったという話は聞いていない。

1980年7月から10月にかけて著者が登攀した全ルート28を紹介している。糸魚川ー静岡構造線上に点在するものが取り上げられている。

北岳バットレス 9

甲斐駒ケ岳 10

黒部丸山と大タテガビン 5

奥鐘山西壁 4

私がかつて見た北岳バットレスも上部がガスでよく見えなかった。甲斐駒ケ岳の赤石沢奥壁は黒戸尾根8合目から見たくらいで全体像を見ていない。もう山に行かないのでこれらのルートを見ることもないだろう。

カバー以外は白黒で紙質もよいとは言えない。

表は甲斐駒ケ岳・赤石沢奥壁前衛壁ダイヤモンド・フランケA白稜会ルート、恐竜カンテ2ピッチ目の登攀のカラー写真

裏は奥鐘山西壁紫岳会直上ルート上部の鎌型ハングを登るソロ・クライマーを撮ったロングのカラー写真

山の本はまた読むか、写真を眺めるものは残そう。この本は何かの折に見ることがあるのだろうか。そのまま段ボールに入れたままになるかもしれない。

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