断片記憶

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檸檬なのか?

巨大な檸檬を頂く。普通の檸檬と比べて見た。大きさからしてポンテローザという品種であろう。市場に流通するようになったというが、まだ見たことはなかった。京島の町家にひっそりとある檸檬の木を想像すると楽しくなる。
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元旦の計

元旦の計という言い方があった。変化の乏しい世の中でも、季節は巡り、齢を重ねていくなかで、自身の成長を考えていたのだろう。 変化の激しい現代は、一年の計はほとんど顧みられない。 しかし、成果を上げるためには、ドラッカーの言うように、やりたい事...
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来年の抱負

残りの人生を過ごすに当たり、当面、昼は実学に充てあて、夜と休みの日は、江戸期の文書を読んで暮らしたい。 このブログも興が乗ったときにするとして、詩を読む時間に充てよう。 そう考えると、手元に置くのは羅和辞典などのレファレンス本になる。 古書...
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目標を立てるということ

アンジェラ・ダックワース、神崎朗子訳『やり抜く力ーー人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』ダイヤモンド社、2016年第4刷 ティナ・シーリグ、高遠裕子訳『スタンフォード大学 夢をかなえる集中講義』CCC メディアハウス刊、2...
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万葉集はどう読まれたか

斎藤茂吉『万葉秀歌(下)』岩波新書、1938年、2014年改版102刷 そもそも、万葉集の長歌の後に添えられた短歌や反歌を独立した短歌として鑑賞する斎藤茂吉等の方法論に問題は無いのだろうか。短歌として独立したものとして詠んでいないのだから、...
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万葉集を読む意義

斎藤茂吉『万葉秀歌(上)』岩波新書、1938年、2016年改版109刷 斎藤茂吉の参照注釈書略表を見ると天台僧の仙覚(1203-1273)の『万葉集抄』が最初で、次は江戸時代の北村季吟(1625-1705)の『万葉拾穂抄』と間が開いていた。...
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「学んだ気」になること

今月から、本の片付けをやめて、本の区分だけにして、読む時間に充てる。 今月は、実学の本が課題図書になっているし、Webラーニングも続けるため、ブログに割ける時間は1時間(ただし、細切れ)くらいしかない。セミナーやらも16回と朝だ夜だと入って...
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GRIT

アンジェラ・ダックワース、神崎朗子訳『やり抜く力ーー人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』ダイヤモンド社、2016年第4刷 本書の主張 才能×努力=スキル スキル×努力=達成 物事を達成するためには、少なくとも二倍の努力が必...
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『日本の名峰 中央・南アルプス、関東周辺の山々』

『日本の名峰 中央・南アルプス、関東周辺の山々』NHKエンタープライズ、2008年 しかし、今まで取っておいたのがおかしいくらいだ。109分。ハイビジョンだけにクリアではあるが、ややオムニバス的である。 北岳編は梅雨、盛夏、晩秋の景色だ。 ...
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萬朶の櫻

萬朶(ばんだ)の櫻という言い方があった。 花の雲鐘は上野か淺草か (芭蕉) 芭蕉の深川の草庵から「遥かに眺めやれば上野・淺草あたりは萬朶の櫻雲に包まれて居る。その花の雲を渡ってゆるやかに響いて來る鐘の聲、それも霞んだやうで上野の鐘たも淺草の...