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古都を旅する

南禅院

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」美術家の横尾忠則氏の4回目は「南禅院」でした。横尾忠則氏は南禅寺の三門でなく、南禅寺の庭が絶景とのことです。池泉回遊式庭園の池から方丈を眺めています。日向大神宮から山道を行き、鐘楼を通り水路閣へ降...
読書時間

『いっとかなあかん店 京都』(2018)

バッキー井上『いっとかなあかん店 京都』140B、2018年出ると思っていたけど、意外に早く出た。手にとって、「喜幸」から始まっているのをみて、現在、バッキー井上氏が最高と考えている店が分かろうと言うものだ。ミシュランガイドがいっとかなあか...
読書時間

『バテレンの世紀』(2017)

渡辺京二『バテレンの世紀』新潮社、2017年あとがきで渡辺京二氏が読者の催促でザビエルを日本に上陸させた経緯が書いてあり、「ちょうどスペイン・ポルトガルのモルッカ諸島争奪戦を書こうとしていたところだったが、それを省いて急遽ザビエルを日本に上...
読書時間

『哲学講義』(2012)

アラン、中村雄二郎訳『哲学講義』白水iクラシックス、2012年本書は『アラン著作集1 思索と行動のために』(白水社、1981年)を改題し、一部改訂したとある。底本は Élements et philosophie, Editions Gal...
読書時間

『論より証拠』(1985)その2

谷沢永一『論より証拠』潮出版社、1985年第2刷谷沢永一が「"虚学"の醍醐味」で福澤諭吉の「実学」に対する対照語として「虚学」を書いていた。「実学」は福澤諭吉が『學問のすゝめ』(1872年)の初編の有名な「天は人の上に人を造らず人の下に人を...
読書時間

『呉越春秋 湖底の城 第9巻』(2018)

宮城谷昌光『呉越春秋 湖底の城 第9巻』講談社、2018年完結!毎年のように読んできた日々が20年を超えた。山から下りてから、宮城谷昌光氏の本にどんなに慰められたことか。それにしても宮城谷昌光氏が描いてきた登場人物は何と魅力的なことだろう。...
断片記憶

霜月の頃

霜月の頃、公園に木枯らしが吹いた。木の葉が光り、青空が枝の間に覗く。つかの間の休憩がこころを伸びやかにし、また、歩みを進めさせる。2018年秋 とらや赤坂店の新装開店記念パッケージのスケッチは新店舗を設計した内藤廣氏だった。
読書時間

『パイドロス』(1967)

プラトン、藤沢令夫訳『パイドロス』岩波文庫、1967年、2016年第63刷『パイドロス』とはパイドロスという青年とソクラテスとのアテナイの郊外の泉の辺にあるプラタナスの木陰での夏の日の対話である。プラトンはソクラテスに「ディアレクティケー」...
古都を旅する

平等院

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」美術家の横尾忠則氏の3回目は「平等院」でした。横尾忠則氏は平等院鳳凰堂の切手(昭和25年)を大事にしているそうです。それにしても池に映った鳳凰堂の姿は絵になりますね。この鳳凰堂の丈六の阿弥陀様を拝...
書籍目録

2018年10月購入図書

2018年10月購入図書10月27日から読書週間が始まる。(購入後記)この手の言葉に惹かれて彷徨う読書人の一人として、いつだってより良い方法を模索しているのだ。しかし、自分に合わない方法は長続きしない。私の場合、飽き易い性格のため、何事も成...
書籍目録

2018年10月購入古書

2018年10月購入古書神無月の頃、神田の古書店街で神田古本まつりが開かれる。毎年見に行くが、買う量が減っているのは、研究所のキャパを考えてのことだ。7月に買った『徂徠集』が探せない。花火のドサクサで箱の中に隠れてしまった。外部倉庫から引き...
読書時間

『論より証拠』(1985)

谷沢永一『論より証拠』潮出版社、1985年第2刷神田古書まつりといえば、いつも気がつくのが当日だったりして欲しい本が思い出せずに、手ぶらでは帰れないため谷沢永一の本を探している自分に気がつくことが多い。しかし、この頃の本は谷沢永一が鬱で苦し...
書籍目録

神田古書まつり2018

神田古書まつり 2018年10月26日(金)〜11月4日(日)また、例によって神田古書まつりに行く。金曜日から始まっていた。欲しい本はあるが、見つかるがどうかは分からない。欲しい本はAmazonで買えば良いので、論語塾が終わってから、懇親会...
読書時間

『山月記・李陵 他九篇』(1994)

中島敦「文字禍」『山月記・李陵 他九篇』岩波文庫、1994年、2013年第29刷中島敦の「文字禍」という掌篇の寓話を読む。寓話であるからには何か背景があるに違いない。氷上英廣氏の解説には、「「名人伝」や「文字禍」などの寓話物も、その背景に哲...
古都を旅する

酬恩庵

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」美術家の横尾忠則氏の2回目は「酬恩庵」でした。横尾忠則氏は酬恩庵に伝わる一休宗純の頂相を「昔、瀬戸内寂聴さんの『幻花』の挿絵で登場人物の一休禅師を描いたとき、参考に」したそうです。一休宗純が大徳寺...