2018年10月購入古書

書籍目録

2018年10月購入古書

神無月の頃、神田の古書店街で神田古本まつりが開かれる。毎年見に行くが、買う量が減っているのは、研究所のキャパを考えてのことだ。7月に買った『徂徠集』が探せない。花火のドサクサで箱の中に隠れてしまった。外部倉庫から引き取ったせいで、書庫が麻痺したままだ。探すよりAmazonで買った方がマシになっている。居間と玄関の段ボール箱さらに和室の段ボール箱を片付けてから、書庫に挑戦しないと作業スペースがない。若者が7段積しているので、半端でなく、「倉庫番」やらされ感がある。

(購入後記)

荻生徂徠の『弁名』、『弁道』を読むとすると、まずは『事件としての徂徠学』を読みたくなって、Amazonでポチした。『徂徠学講義ー『弁名』を読む』(岩波書店、2008年)は段ボール箱の中で当分取り出せそうもない。

清水克行氏の『戦国大名と分国法』(岩波新書、2018年)を読んで、石母田正の解説が読みたくなった。上だけでよかったのであるが、古書店側がゴムでセット売りしていたのだった。図書館で借りてもよかったと後悔している。本当にソファーに置くには箱すらも邪魔になる。賢い消費者になったと思っていたが大間違いだった。

私の生活スペースはソファーと、和室の寝床くらいしかない。

「文字禍」を読むために岩波文庫版を手にする。

【思想】

子安宣邦『事件としての徂徠学』青土社、1990年

石井進、石母田正、笠松宏至、勝俣鎮夫、佐藤進一『日本思想大系21 中世政治社会思想 上』岩波書店、1972年

笠松宏至、佐藤進一、百瀬今朝雄『日本思想大系21 中世政治社会思想 下』岩波書店、1981年

【文学】

中島敦『山月記・李陵 他九篇』岩波文庫、1994年、2013年第29刷

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